Go to contents

金大中氏の長男・弘一氏、有罪判決で議員職喪失

金大中氏の長男・弘一氏、有罪判決で議員職喪失

Posted September. 29, 2006 07:05,   

한국어

金大中(キム・デジュン)前大統領の長男、金弘一(キム・ホンイル)民主党議員が28日、最高裁で、執行猶予刑が確定し、議員職を失うことになった。

最高裁1部(主審=田秀安最高判事)は同日、安相泰(アン・サンテ)元ナラ総合金融(株)の社長から、人事への口利きの依頼と共に、1億5000万ウォンを受け取った疑い(特定加重処罰法上の斡旋収賄罪)で逮捕された金議員に、控訴審と同様に懲役2年に執行猶予3年、追徴金1億5000万ウォンの判決を下した。

裁判部は判決文で、「金議員にお金を渡した安元社長の陳述に信憑性がある」と述べた。

金議員は、公職選挙法違反以外の刑事事件で禁固以上の刑が確定すると被選挙権を喪失する公職選挙法の規定と、被選挙権がなくなった時は退職すると定めている国会法の規定に基づき、議員職を失うことになった。

金議員が失う比例代表議員職は、比例代表候補の次の金松子(キム・ソンジャ)元労働部次官が自動的に受け継ぐことになり、政党ごとの議席数に変わりはない。

金議員は、1999年10月、安元社長から「政府で任命する金融機関の首長に任命されるように口添えしてほしい」との依頼と共に金を受け取った疑いで、2003年6月、逮捕された。

民主党側は、「最高裁の判決を尊重する」としながらも、「裁判過程で検察が示した人事への口利きの具体的な事実が立証できていないことや、重要な証人たちの陳述が公判の過程でまったく行われなかったことは残念だ」と論評した。



jefflee@donga.com