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[社説] 大統領の「外交先生」も憂う4強外交の破綻

[社説] 大統領の「外交先生」も憂う4強外交の破綻

Posted September. 23, 2006 03:55,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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外交通商部の国際安保大使である文正仁(ムン・ジョンイン)延世(ヨンセ)大学教授は一昨日、世宗(セジョン)研究所主催のセミナーで、政府が4強国家の外交に完全に失敗したと批判した。米国、中国、ロシア、日本、どの国に対しても韓国の国益を実現できなかっただけでなく、関係もスムーズではなかったと叱咤したのだ。

文教授は、盧武鉉大統領の「外交家庭教師」と呼ばれ、現政権の外交基調の設定に影響を与えた人物だ。「自主外交」や「北東アジアバランサー論」も、彼の構想が大いに反映されているという。最近の前職外交安保関係者たちの「自主外交」批判に対しても、「見た目によくない」と非難していた。

その文教授が今回の外交を批判したことは、政権の外交無能に対する告白宣言と聞こえる。米イェール大学のポール・ケネディ教授が、東亜(トンア)日報との会見で、韓国を「4頭の象に囲まれたアリ」と見て、「気を引き締めて、外交する力を育てなければならない」と訴えたことが想起させる。

文教授は、米国に対し「望むことをすべてしたが、(韓国に対する)批判世論があることは、北朝鮮に対する認識の相違のためだ」と説明し、「米朝関係から韓国は排除された」と述べた。イラク派兵と在韓米軍の戦略的柔軟性(機動軍化)の許容など、実利をすべて渡しても、反米・親北朝鮮行為で、米国から感謝の言葉すら聞けないということだ。

日本が、緊密になった日米軍事同盟の中で米国に寄生し、軍事大国化を追求することに対しても、韓国政府は十分に対処できなかったと批判した。また文教授は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の訪中のさい、中国側は韓国に情報をまともに伝えなかったとし、「中国の高官に対する接近がますます困難になっている」と吐露した。文教授は、ロシアとも実質的な進展がないと述べた。

4強外交の総体的な破綻は、「同じ民族」コードで「外交論理」を無視してきたことに原因がある。盧政権は、残る1年半だけでも自主の幻想から脱し、崩れた4強外交を修復しなければならない。