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英語教育、韓国は教科書暗記…フィンランドでは英会話

英語教育、韓国は教科書暗記…フィンランドでは英会話

Posted September. 14, 2006 06:57,   

한국어

「Are you tired? When did you wake up?」(疲れてますか?みなさん、今朝は何時に起きましたか?)

8月29日午前9時、フィンランド・エリメキ市にあるニニメキ小学校の5、6年生の英語の授業。眠くて目をこすっている子どもたちの姿は、韓国の小学校の1時間目の風景と別段変わりない。異なる点は、授業の初めから、フィンランド人の先生がまるで母国語のように、英語で日常の自然な会話をすることだ。

教師の質問に、子どもたちもスラスラと英語で答えた。

担当教師のリサ・サルミネン氏の質問が終わるや、教室のあちこちで「Seven o’clock」(7時です)」、「Maybe at seven thirty」(多分7時30分だと思います)などの答えが飛び交った。

ニニメキ小学校の英語の授業で先生と生徒が交わす会話は、教科書に出ている文章ではない。先生は、天気がいいのか、曇っているのか、サンクス・ギビング(感謝祭)が近づいているのか、始業式の直後なのか、子どもたちを見ながら、授業の状況に合わせて日常的な質問を投げ、生徒たちはその度に連想する答えを英語で言う。

この日に勉強する教科書の内容は、第1課「Hero」(英雄)。先生が教科書の本文をネイティブ・スピーカーの発音で聞かせるために、CDをかけた。すると、ペトラ・ティノ(11)君が「No」(違います)と英語で叫んだ。サルミネン氏が間違って他の課のCDを聞かせたのだ。恥ずかしそうな先生を見て、生徒たちは笑った。

サルミネン氏は、生徒たちに本文を読ませ、フィンランド語で解釈させた後、突然ライネ・モニカ(12・女)ちゃんに質問した。

「Have you got a hero?」(あなたたちにも英雄がいますか?)

先生の質問は、教科書には出ていない。突発の質問にモニカちゃんは、「Yes, maybe I have one, but I don’t remember」(はい、英雄がいると思いますが、思い浮かびません)と、はにかむように笑った。

首都ヘルシンキから車で1時間30分の距離で、人口約8500人の農村エリメキ。この村のニニメキ小学校は、全校生29人に教師が3人だけだ。3年生から始まる英語の授業は、2学年1クラスで行われる。生徒が11人の5、6年生は1クラスになり、毎週45分、週2回の英語の授業を行う。

フィンランド語は、世界の語族の中で、韓国語、日本語、モンゴル語などとともに「ウラルアルタイ語族」に分類され、「インド・ヨーロッパ語族」である英語と語順、文法などで多くの違いがある。

フィンランド教育研究所のポイアラ教育顧問は、「フィンランド語は、前置詞、冠詞などがなく、英語と非常に異なる言語だ。英語を学ぶことは本当に難しいことだが、フィンランド人はみな、英語の大切さを十分知っており、学校で英語をよく教えるので英語が上手だ」と堂々と説明した。

ヘルシンキでは、タクシーの運転手も、英語で日常的な会話ができる。小学生から中年の紳士まで、道で会ったフィンランド人に英語で道を尋ねた時、通じない場合はほとんどなかった。みな学校で学んだ英語の実力だ。

今月11日、ソウル江南区開浦洞(カンナムグ・ケポドン)S小学校の5年生の英語の授業。

英語のテープを聞いて、生徒たちが一生懸命に真似をしている。担任のチョン先生は、「英語の授業時間には、事前に準備した英語の文章以外に、子どもたちに絶対に英語で話さない」とし、「子どもたち同士でも、外国で滞在した経験があったり、英語研修を受けたりした子どもが英語で質問すれば、変な目で見られ、のけ者にされるムードだ」と吐露した。

なぜフィンランドでは学校教育で十分な英語教育が、韓国ではできないのだろうか。