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[社説]「韓国は中国辺境の貧国になり得る」

[社説]「韓国は中国辺境の貧国になり得る」

Posted September. 04, 2006 06:51,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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韓国経済の成長エンジンがこのまま墜落していけば、復元力を失ってしまうだろうという国際ビジネス界の警告音がますます大きくなっている。モーガンスタンリーの首席エコノミスト、エンディ・シェ氏は、「韓国が4〜5年内に成長エンジンを育てることができなければ、中国の辺境国になるか、フィリピン水準の貧国に墜落することもありうる」と診断した。世界が驚異の目で見た韓国が、どうしてここにまで至ったのかを考えてみる必要がある。

アルゼンチンは1930年代まで「世界の7大富国」だったが、ポピュリズムの落とし穴に陥った後、墜落を繰り返えし、現在は1人当りの所得が3000ドル水準に過ぎない。それでいながら深刻な貧富の格差で、絶対貧困層が55%にのぼる。過重の外債と失業、日常的なストとデモが回生を妨げている。

フィリピンも1960年代まで、「第二の日本」と呼ばれるほどだったが、腐敗と独裁に苦しみながら成長が中断し、世界最大の「お手伝いさん輸出国」になってしまった。2002年の1人当りの所得は912ドルで、約20年前の1980年(671ドル)に比べても、それほど変わってない。北朝鮮は1970年代までは国民所得が韓国と同じようだったが、今では数百万の人民が飢えに苦しんでいる。このように政治と体制、制度と価値を通じ、国民的動機を結集させることに失敗すれば、短期間に驚くほどの後退もありえるのだ。

韓国は今どうか。自由民主主義と市場経済という「体制と価値」が色褪せているという憂慮が、いろんな所で現実として現われている。政権を握っている勢力は国家の成長潜在力を拡充するのに邁進するよりは、人のせいにするか、過去のあらさがし、派閥争いに沒頭している。また、平等イデオロギーと「分配式の福祉」にこだわっている。その結果、参加政府発足以降4年連続して、潜在成長率にも及ばない低成長にとどまっている。それにもかかわらず、政権を握っている勢力は、成長エンジンの異常に無関心でいる。

韓国は産業化以後、目覚しい高速成長を成し遂げたが、今のように成長エンジンを失ってしまっては、逆に高速墜落に直面することになる。警告音はもう遅いというシグナルかも知れない。