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民主労総、北朝鮮の革命烈士陵を集団参拝

民主労総、北朝鮮の革命烈士陵を集団参拝

Posted August. 04, 2006 03:20,   

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全国民主労働組合総連盟(民主労総)関係者約50人が、5月に平壌(ピョンヤン)で開かれた「5・1節(労働節)記念行事」参加のために訪朝した際、北朝鮮側が「革命聖地」と主張する革命烈士陵を参拝していた事実が明るみになった。

特に彼らは、訪朝に同行した政府関係者が、「革命烈士陵参拝は国家保安法違反」と言って制止したにもかかわらず、参拝を強行したという。

政府はこのような問題を知りながら、事後に彼らの訪朝行事の経費を一部支援した。

韓国側関係者が革命烈士陵を参拝したのは、今回が初めてだ。政府は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の生母である金正淑(キム・ジョンスク・1945年死亡)や金策(キム・チェク)元副首相、呉振宇(オ・ジンウ)元人民武力部長など、北朝鮮「革命1世代」の遺体が安置された革命烈士陵の訪問を禁止している。

民主労総のユン・ヨンギュ首席副委員長と韓国労働組合総連盟(韓国労総)のユ・ジェソプ首席副委員長を共同団長とする労総訪朝団約150人は、4月30日から5月3日まで平壌を訪問した。

訪朝期間中の5月1日、民主労総の一部の幹部が、平壌大成山(テソンサン)区域にある革命烈士陵の参拝を主張し、違法という政府側の制止を無視して強行したという。韓国労総側は、革命烈士陵の参拝に同行しなかった。

民主労総の高位幹部は、訪朝期間中に演説を通じて、「米帝が対北朝鮮先制攻撃を露骨化している」と述べるなど、反米発言もしたとされる。

国家情報院は、彼らが韓国に戻った直後、同事件を内部捜査し、国家保安法第7条1項の称揚・鼓舞罪で処罰できるかどうかについて、法的に検討をしているという。

統一部は7月5日付で、民主労総10人と韓国労総4人の両労総指導部14人に対し、「訪朝目的以外の活動をした」という理由で、1ヵ月の訪朝制限措置を取った。

統一部当局者は、「民主労総は参拝を主導し、韓国労総は止められなかった責任がある」と述べた。

しかし、統一部は7月19日、両労総に対して、訪朝行事の経費支援金として6939万ウォンを事後支給した。統一部側は当初1億409万ウォンを支給する予定だったのを、減額して支給したことを明らかにした。

一部では、統一部が事件が発生して2ヵ月が経って「1ヵ月の訪朝制限」という形式的な懲戒を下し、予算を支援したことをめぐり、事件を隠そうとしたのではないか、という指摘が出ている。

民主労総は、東亜(トンア)日報の説明要請に対し回答を拒否し、韓国労総は、「私たちは民主労総が参拝しようと言い出した時に制止した。統一部が連帯責任を問うことは理解できない」と述べた。



taewon_ha@donga.com ditto@donga.com