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[オピニオン]金を塗る官邸

Posted June. 16, 2006 03:08,   

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大きくて良い家という意味の「高台広室」は、いい意味では使われない。何か皮肉るニュアンスが染み込んでいる。自分の金で建てる私邸でもだ。豪華に家を飾って、金をかけることに対する反感があるのだ。まして、自分の金でもなく、国民の血税を投じた庁舍や官邸は、言うまでもない。高くて大きく建てるほど、いい声は聞けなくなる。

◆1972年、当時の朴正熙(パク・ジョンヒ)大統領が、慶尚南道鎮海市(キョンサンナムド・チンヘシ)楮島(チョド)の別荘に夏休みに行った。朴大統領は、「木造の建物を修理して、泊まれるようにしろ」と指示しておいた。しかし、行ってみたら、新築の家が一軒がたっていた。朴大統領は警護室長を呼んで、「修理しろと言った家を壊して、新しく建てるとはどういうことだ」と叱り、荷物をまとめて大統領府に戻ると言った。税金を無駄に使ってはいけないという考えからだろう。他の参謀たちが怒りを静め、事態は収拾された。

◆全斗煥(チョン・ドゥファン)政権時代には「地方大統領府」というのがあった。道知事公館の広さと大きさは、宮廷に近かった。大統領の宿泊まで考慮した施設と言っても、朴正熙時代ならそれ程大きく建てはしなかっただろう。結局、「全斗煥政権不正」の調査の標的になってしまった。その官邸が、今、話題に上っている。16の市・道の官邸のうち、半分は壊すか、公共の用途に変えたが、8ヵ所の市・道知事が、未だに使用しているためだ。そのうえ、今回の選挙で新たに当選した自治体首長たちのために、億ウォン台の修理費を投じている。

◆庁舍に金をかけすぎるという論議は絶えることがない。市庁舍に1年間の地方税収の3分の2を上回る1800億ウォンを投じて、論議を呼んだ所もあった。監査院が、「豪華庁舍や官邸の新・増築に不利益を与える」と言ったほどである。行政を監視する国会でさえも、最近「不必要な浪費性工事」で、問題のないタイルや照明器具を変え、6億ウォンをかけてテーブルや椅子を変えた。その利用者である国会議員が、「血税の無駄使い」と嘆くほどだ。自分の金ならそのように使うだろうか。相変らず国民は「カモ」である。

金忠植(キム・チュンシク)論説委員 skim@donga.com