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[社説]何ともいえない「姻戚」

Posted May. 18, 2006 03:00,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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北朝鮮が韓国と日本から拉致した人質同士に「見合い結婚」をさせ、韓日間の姻戚関係を結ばせた。16日、日本人拉致被害者である横田めぐみさんの父親・横田滋さんが、一度も会ったことのない壻である金英男(キム・ヨンナム、平壌居住)さんの母親・崔桂月(チェ・ゲウォル)さんと、ソウル松坡区(ソンパグ)の水産協同組合講堂で、手を取り合った。何ともいえない姻戚間の出会いだった。

北朝鮮は韓国赤化事業に動員する工作員にしようと、1977年に日本から女子中学生のめぐみさんを、78年に全羅北道群山(チョンラプクド・クンサン)の仙遊島(ソンユド)海水浴場から高校生の金英男さんを拉致した。親の下で育つべき青少年を拉致し、工作員に「人間改造」しようとした狙いと手口は、やはり北朝鮮らしい。彼らは南北で「民族同士」を叫ぶ今日でも、赤化統一路線を変えてはいない。

北朝鮮の対韓国工作機関の下で育っためぐみさんは金英男さんと結婚しており、二人の間に金ヘギョンという娘が生まれた。一連の事実を日本側が粘り強い調査の末に明らかにしたが、北朝鮮はめぐみさんが死亡したとばかり主張し、金英男さんについては「特殊機関員」という理由で、真相解明を拒否している。自分たちの犯したことが反人倫的蛮行であることを知っているため、明らかにすることが怖いのだろう。しかし、韓日の姻戚間の悲劇は、北朝鮮の国家犯罪のうち、氷山の一刻に過ぎない。

それにもかかわらず、韓国政府は北朝鮮の反人権犯罪を追及し、明らかにするどころか、金正日(キム・ジョンイル)政権を庇い、目をつぶっているばかりだ。日本政府は自国民保護のために、そして主権が侵害されたことで、北朝鮮拉致者問題を徹底的に追及することによって、北朝鮮を圧迫している。横田滋さん一行の韓国訪問も、在韓日本大使館が全面的に支援している。

しかし、韓国政府は金英男さんの生存さえ、北朝鮮に直接確認できずにいる。厳然たる大韓民国の国民である北朝鮮拉致者の生命と安全については、これほどにも無関心でありながら、過去韓国内の産業化過程でもたらされた人権侵害については、繰り返し再調査を行う政権だ。その道徳的政略的な二重性には呆れるばかりだ。