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中国、不動産バブル崩壊の兆し

Posted May. 06, 2006 03:06,   

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中国の不動産バブルが崩壊する兆しを見せている。首都北京のマンションの売れ残り率が60%に達している上、最近、銀行の融資金利が大きく引き上げられたことでバブルがはじけるのではないかという分析が出ている。このような情勢の中で韓国人による中国不動産投機の動きは日増しに拡大しているため、ともすれば酷い目に合わされかねないという指摘だ。

▲北京新築マンションの60%が売れ残り〓5日、北京不動産取引管理網(www.bjfdc.gov.cn )の公示資料によると、先月末現在、新築中のマンションのうち10万9106戸が売れず、売れ残り率が59.1%(面積基準)に達している。この統計は、中国建設部が3月に地域別マンションの需給現況を調べ、インターネットに公示するよう指示を出したことにより発表された。

北京のマンション売れ残り率が高い数値を示したことを受け、官営の新華通信のインターネット版の新華網など中国のマスコミもバブル崩壊の懸念を報道し始めた。

韓国大使館の申鳳吉経済公使は、「建設部がマンションの分譲現況をインターネットに公示したことと、中国のマスコミが売れ残りの数値を具体的に明らかにしたことは、いずれも加熱した不動産熱気が一気に冷めることを防いで軟着陸させるための措置だ」と述べた。

▲中国、不動産融資だけで368兆ウォン〓中国中央銀行の人民銀行によると、昨年末、中国の不動産融資は3兆700億人民元(約368兆4000億ウォン)に上った。1997年の融資額(200億人民元)の153倍の水準だ。このように不動産融資が急増したのは、住宅価格の70%までの融資を受けられるためだ。

インターネットポータルの新浪がこのほど、ヌリクン(ネチズンを指す純粋な韓国語)1万5000人を対象に調査した結果、住宅担保融資を受けた人の31.8%は月の収入の50%以上を、融資の返済に充てていることが分かった。

▲韓国人の「問うな投資」、危険な水準〓それにもかかわらず、韓国人の中国不動産への投資は増える一方だ。中国現地に進出した不動産仲介業者たちによると、70〜150坪型の高級マンションを中心に投資熱気が高い。ある仲介業者は、「韓国人が全体物量の10〜20%を買ったマンション団地もたまにある」と伝えた。

輸出入銀行によると、韓国人の中国不動産への投資は、01年73万ドルから昨年3134万ドルに暴騰した。今年も3月まで1947万ドルが投資された。個人投資はほとんどが届け出られていない点を勘案すれば、実際の投資額ははるかに多いものと見られる。



orionha@donga.com