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[社説]「歴史と価値」を正すニューライト財団

[社説]「歴史と価値」を正すニューライト財団

Posted April. 27, 2006 03:29,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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ニューライト運動の理念の体系化に向けたニューライト財団が、昨日発足した。04年末に始まったニューライト運動は、これまでも少なからぬ成果を成し遂げた。大韓民国の伝統性を揺さぶる勢力に対抗し、市場経済に対する正しい認識も拡散させた。

しかし、左派が掌握したも同然の国家・社会的談論構造を飛び越え、バランスが取れ、合理的な公論の場を作るには、すべきことは一つや二つではない。もっと結集した力と努力で、ニューライト理念の鮮明性・具体性を浮き彫りにし、訴えかける力のある政策代案を提示しなければならない。財団の発足は、ニューライトが大衆運動としての位置を占めるために必須であり、望ましい進展である。

財団は自らを「政権勢力とともに民主化運動に根を置きながら、政権勢力の思想的誤診に対する反省を通じて、自由主義改革を追求する集団」と定義した。彼らは、過去の保守勢力の権威主義と不正腐敗を断固として排撃する。財団は、このような差別性と優越性を理念と政策を通じて示さなければならない。そのためにも、自由民主主義と市場経済こそ、21世紀の真の時代精神だという国民的共感を作り出さなければならない。財団が、「私たちは思想団体だ」と明らかにしたことは、政治と一定の距離を置く現実的な方向設定である。財団が、韓国近現代史を再確立する仕事に力を注ぐのは適切だ。

理事長に選任された安秉直(アン・ビョンジク)ソウル大学名誉教授は、「現政権の最大の弱点は、『偽り』を先に立て、真実を認めないことにある」と述べた。偽りとは、韓国の近現代史を帝国主義侵略と民族独立運動の二分法の構図で眺める現政権の歴史観である。政府が部分に過ぎない「侵略と抵抗」を歴史の全貌と考えて国を導けば、「同じ民族」を強調して人民を苦痛に追いこんだ北朝鮮のような境遇になる恐れがあると、安理事長は憂慮する。世界史の流れに逆行する歴史観に対する叱咤である。

財団は、研究所を作って季刊『時代精神』を再創刊し、国民教育事業も始める。歪曲した左派的歴史観は根が深い。しかし、国民の前に実在的な根拠を提示すれば、正すこともできる。他の保守勢力も熾烈な自己更新の努力とともに、ニューライト運動を支援すべきだ。大韓民国の価値崩壊を手を後ろに組んで見ることは、歴史に罪を犯すことである。