Go to contents

「三清教育」真実究明の資料を発見

Posted February. 22, 2006 04:32,   

한국어

これまでベールに包まれていた1980年の三清(サムチョン)教育隊事件や5・18民主化運動などを詳細に記録した多くの政府記録物が保存されていることが明らかになった。

韓国戦争に関する戦闘報告や作戦日誌、各種事件の記録も体系的に保管されているという。

行政自治部傘下の国家記録院は21日、昨年10月に中央行政機関や地方自治体など123機関の主要記録物保存の実態を調査した結果、このような事実を確認したことを明らかにした。

▲主要国家記録物の多数保存を確認〓今回の調査で確認された日本植民地支配期、韓国戦争、5・16軍事政変、三清教育隊、5・18民主化運動に関する記録は、現代史の研究や過去の事件の真相究明のための資料として活用される見通しだ。

12・12クーデターと5・18民主化運動を鎮圧して権力を握った新軍部が、1980年、社会の風土を乱す行為を掃討するという名目で行なった三清教育隊事件は、これまで大半が非公開扱いにされてきた。

しかし、今回確認された三清教育隊関連の記録は、新軍部の計画および結果、監護生乱闘事件、写真などが初めて確認された。

1980年の5・18民主化運動当時の銃撃戦報告、戒厳状況日誌、指揮官リスト、死亡者リスト、刑事事件記録など、全般的な輪郭もあらわになった。

韓国戦争の場合、戦闘報告を含め、捕虜関連書類、部隊歴史日誌など、国防部の約4500冊の記録や、韓国戦争前後に発生した済州島(チェジュド)4・3事件、居昌(コチャン)民間人虐殺事件などに関する資料も、約1700件発見された。

日本の植民地支配当時の記録については、国家記録院が、朝鮮総督府植民統治記録と強制連行者名簿に関する文書、親日叙勲および日帝思想統制記録など、総9万8000あまり件を収集・管理している。

▲一部主要資料は意図的に廃棄〓しかし、今回の調査で、1962年、1968年、1975年の3回にわたって、「累積文書の整理および永久保存文書消散計画」によって、大々的な文書廃棄が行われた事実が明らかになった。

このため国家記録院は、分野別に主要政策、事業、事件などに関する実態調査を全面的に実施し、体系的な収集活動を強化することを決めた。

国家記録院は、今回確認された記録のうち、公開が可能なリストを22日、記録院ホームページ(www.archives.go.kr)に掲載し、閲覧できるようにする。非公開の記録も再分類作業を経て、一部リストを公開する計画だ。042−481−6275



beetlez@donga.com