米国の信用格付会社であるムーディーズが、北朝鮮の核問題の実質的な解決がない限り、韓国の国家信用格付のさらなる上方修正は期待薄だという旨を韓国政府に伝えた。
財政経済部(財経部)の関係者は12日、「定例協議のため15日訪韓するムーディーズ交渉団が予備協議過程で、北朝鮮の核問題の解決なしには国家信用格付のさらなる上方修正は難しいという意思を明らかにした」と述べた。
同関係者は「北朝鮮の偽造貨幣問題が浮上し、核問題の解決に向けた6者協議が具体的な実行策を打ち出せずに難航していることをムーディーズは注目している。現在の雰囲気では国家信用格付の上方修正は期待できない」と付け加えた。
政府は13日、財経部の主管で経済、外交、安保の省庁が共同参加する事前対策会議を開き、北朝鮮核問題の進展事項と政策方向などをムーディーズに効果的に説明するための対応体系を整える方針を固めた。国家信用評価チームのトーマス・バン局長を団長とするムーディーズ代表団は15〜17日、財経部、金融監督委員会、韓国銀行、外交通商部、統一部、国防部などを訪問する。
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