「韓国と北朝鮮は同じ文化と人種、言語を持っています。合法的に統一を成すことができます。北朝鮮は独裁国家であるため、統一されるまでには難関があるはずです。それにしても、南北が血を流すような戦争なしに統一を実現することを念願します」
インドのバラナシチベット大学に止まっているチベットの政治宗教リーダーのダライ・ラマ法王(71)は9日、韓国から訪れた女性の修道者たちに会って、やがて南北が平和な方法で共存できるようになるようにと祝願した。
ダライ・ラマ法王は同日、世界の聖地を巡礼している仏教尼僧、カトリックと聖公会の修道女、円仏教教務などの三笑会会員16人の訪問を受けて、「韓国ではキリスト教と仏教の関係が良くないと聞いているが、今日このように韓国の修道女と尼僧がお互いに助け合いながら巡礼の道に出ていることを見て、とても嬉しい」と話した。
チベットの霊的指導者であると同時に政治的リーダーとして、インドにあるチベット亡命政府を率いる法王は、環境が整えば韓国を訪問したいとの意思を表明した。
1975年から宗教間の和合のために務めてきたという法王は、特別法門を通じて「過去だけでなく、今も宗教は葛藤と戦争を起こして血をもたらす原因になっている」とし、「宗教者間の和合が世界平和を構築するのに大きく寄与できる」と強調した。
jkyoon@donga.com