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島根県庁舎と周辺の物々しい警備体制

Posted March. 15, 2005 22:37,   

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「竹島(韓国名独島)の日」制定条例案の可決を1日後に控えた15日、日本島根県松江市の県庁庁舎は先月23日、条例案提出当時とは比較にならないほど警備が強化されている様子だった。出入り口はもちろん、建物の廊下の随所にも警備員が配備されて一般人の出入りを監視した。

東海(トンヘ、=日本海)に隣接している島根県は人口75万名余りで鳥取県に次いで日本内で人口が二番目に少ない地方自治体だ。人口15万名の県庁所在地の松江市に日本各地から取材陣が殺到して取材競争を繰り広げると、県庁の職員たちは緊張した様子だった。

午後3時頃、県庁の職員たちが急に固い表情で庁舎の前で陣取った。

「韓国の市民団体のメンバーらが抗議に来た」。何人かの日本の記者がひそひそと話す声が聞こえた。

鬱陵郡独島里(ウルルングン・トクドリ)の初代里長でもあるソウル市議会の崔在翼(チェ・ジェイク)議員たち二人が通訳一人と一緒に庁舎を抗議訪問したのだ。三人に過ぎない韓国人の登場にも県庁の職員たちは不安と警戒態勢を緩めなかった。

崔議員は庁舍前で記者会見を開き、「明日、県議員たちと会って条例案を撤回するよう説得する。それでも条例案を確定すれば、より強力な対応を取る」ことを明らかにした。

一方、県庁所在地から自動車で1時間距離の出雲市内では、遠く離れた長崎のナンバー・プレートを付けた右翼団体の大型バスが目撃された。条例案確定日に合わせて相当数の右翼団体が県庁所在地に駆けつけてデモを繰り広げるという観測を裏付ける光景だった。

ある県議員は、「正直、ここまで波紋が広がるとは思わなかった。明日は市内が混雑するはずだが、不祥事が起こらないでほしいものだ」と述べた。決議案の提出に賛成した同議員は、「歴史的にも国際法的にも日本固有の領土である竹島を、韓国が半世紀の間不法占拠していても、そのまま放置してきた中央政府のためにこうなってしまった」と述べた。



hanscho@donga.com