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「自殺の麻薬」うつ病 治療受ければ完治率高い

「自殺の麻薬」うつ病 治療受ければ完治率高い

Posted February. 27, 2005 22:54,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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「自殺の麻薬」うつ病 治療受ければ完治率高い

落ち着いた声と目つき、安定した演技力で人気を集めたタレント兼映画俳優の李ウンジュさんが自ら生を絶った。

李さんは自殺する一ヵ月前、病院でうつ病の治療を受けていた。李さんの死は必ずしもうつ病によるとは言えないが、自殺がうつ病と無関係とは考えにくい。年間1万人にのぼる国内の自殺者のうち、8割以上がうつ病患者と推定されている。

うつ病になると、まず食べて寝る楽しさを失ってしまう。消化器障害と不眠症はうつ病の代表的な症状。李さんもひどい不眠症のため、睡眠誘導剤を処方されていた。口下手になったり、記憶力や集中力が低下する人もいる。

うつ病はめずらしくない。しかし、自らうつ病であることを認め、積極的に治療に臨む患者は相対的に非常に少ない。教育水準が高く、プライドの強い人であるほど、自分の精神的な問題を認めようとしない。うつ病患者が「自ら気持ちを調節して乗り越えていく」ために努力すると、むしろ症状が悪化する場合が多い。得てして酒に頼って、アルコール中毒になるケースもある。

積極的な治療なしに独りで悩んでは、自殺という崖っぷちに立たされてしまう。慢性うつ病により、脳の神経伝達物質体系に異常が生じると、自らコントロールしにくくなるためだ。

うつ病の治療は、一般的に薬物治療と心理治療を並行して行う。患者の大半が薬物治療で症状が急速に改善する。完治率も高い。

心理治療には大勢と一緒に楽しむ趣味活動が役に立つ。独りで部屋に閉じこもって読書やコンピューター・ゲームに没頭するのはよくない。外に出て運動や散歩をし、なるべく太陽光に当たるようにする。

注意することは、多くの自殺事故が症状が少しずつよくなったところで起こるということ。うつ病がひどい時は、自殺など考えられないほどぼうっとしている。状態が少しよくなって、自分の現状を自覚してしまうと、羞恥心に耐えられなくなる。患者に少しずつ治療効果が現れていても、油断せずより格別な関心を注ぐ必要がある。

(アドバイス〓三星ソウル病院精神科ユン・セチャン教授、ソウル峨山病院精神科ホン・ジンピョ教授)



孫宅均 sohn@donga.com