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日本奪われた高麗仏画の「数奇な帰郷」 韓国で窃盗男起訴

日本奪われた高麗仏画の「数奇な帰郷」 韓国で窃盗男起訴

Posted October. 13, 2004 23:10,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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日本の有名な寺を歩き回って、高価な高麗仏画を始めとする日本の重要文化財47点を盗んだ一党が検察に検挙された。

ソウル中央地検刑事4部(李鴻勳部長)は兵庫県の鶴林寺の宝物館に保管されていた時価10億ウォン相当の高麗仏画阿弥陀三尊像などを盗んだ容疑(特殊窃盗)で、13日、金容疑者(55)とファン容疑者(53)を拘束起訴した。

2人が盗んだ古書画は、大半が日本の国家指定重要文化財や県または市指定の重要文化財で、時価総額が約31億ウォンにのぼる。

▲捜査結果〓金容疑者らは、日本に不法滞在していた金容疑者の弟(48、日本で拘束起訴され裁判中)と共謀して、98年と01年、02年の3度に渡って犯行を行なった。

犯行の対象になった寺は、鶴林寺を始め、大阪の叡福寺と愛知県の隣松寺の3ヵ所。検察は、彼らは観光客を装って約10回に渡って下調べを行ない、バールで門をこじ開けたと伝えた。

捜査に乗り出した日本の警察は、昨年3月に金容疑者の弟を検挙し、韓国に逃走した金容疑者らを逮捕するために、6月末に韓国検察に捜査の協力を要請した。

現在検察は、彼らが国内に持ち込んで処分したと供述した阿弥陀三尊像などの古書画5点の所在追跡に力を注いでいる。

▲犯行の動機は歪んだ愛国心?〓金容疑者は検察で、「某大学の教授が書いた高麗仏画関連書籍を読んで、犯行を決心した」と話したという。

現存する高麗仏画の大半が日本に所蔵されており、韓国にはほとんど残っていないという事実を知り、日本が略奪していった文化財を取り戻すことにしたという。しかし検察は、△金容疑者らが盗んだ47点のうち5点だけが高麗仏画と推定され、(そのうち2点は確認済み)、△金容疑者が阿弥陀三尊像を時価の10分の1の水準である1億1000万ウォンで国内の骨董品商に売り、△日本でも盗んだ古書画の一部を処分して金を手に入れただけに、金容疑者の主張は言い訳に過ぎないと見ている。

▲阿弥陀三尊像はどこへ〓金容疑者が骨董品商に売った阿弥陀三尊像は、その後数回に渡って持ち主が変わり、現在その行方が分からない状態。国内に搬入された他の古書画の所在もはっきりしない。しかし検察が古書画を捜し出したとしても、日本に返還されるかどうかは分からない。

現在の持ち主が古書画を買った際、盗んだ品物であると知っていた場合には、刑法上蔵物取得罪が適用されて物品は押収され、元の持ち主である日本に帰ることができる。しかし正常な品物と思って古書画取引業者から適切な価格で購入した場合、民法上「善意の取得」に該当し、所有権が保護される。



李相錄 myzodan@donga.com