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新種の精神障害「危険水準」

Posted February. 15, 2004 23:32,   

Updated January. 01, 1970 09:00

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新種の精神障害「危険水準」

▲鬱病患者や社会不慣れの児童が増加〓東亜(トンア)日報は精神障害実態を把握するために、ソウル新村(シンチョン)セブランス病院の1996〜2003年の精神科外来患者の疾患を分析してみた。その結果、患者数は5342人から2万9764人へと、5倍以上に増えた。特に子供の場合、367人から5254人へと、なんと14倍も増えて、小児精神障害患者が急増していることが分かった。

患者のうち、最も多い精神障害は鬱病だった。96年に全体患者の29%に過ぎなかった鬱病患者は2003年には44%に増えた。96年に最大の割合を占めた精神分裂病は2001年から増加傾向が鈍化して2位に落ちた。

鬱病の深刻さはもう数回にわたって警告されてきた。昨年10月、大韓憂鬱・躁鬱病学会がソウルに居住する20〜60歳の主婦1000人を対象に行った調査の結果、45%が軽症以上の鬱病に苦しんでいることが分かった。

子供たちの場合、社会によく適応することができない「社会的機能遂行障害」が急増した。これは家族や同じ年齢の子供たちと交わることができず、不便さを感じる障害だ。家庭ごとで1、2人の子供を生んでちやほや育てるために生じた副作用でもある。96年わずか11人だった患者が2003年には1120人に増えた。100倍以上の増加となるわけだ。

▲精神障害の境目が曖昧〓「私の耳に盗聴装置がうめこまれている」と言えば、間違いなく精神障害者だ。精神分裂症であることも、不安障害や人格障害である可能性もある。

しかし「誰か私のことについてひそひそ話している」と言うと、状況は複雑になる。この場合も精神障害に当たるだろうか。社会が複雑になって各種の問題が発生し、精神障害の境目が曖昧になっているという話だ。

ソウル大学病院神経精神科のユ・インギュン教授は「最近、衝動調節障害と人格障害患者が急速に増えている」と話した。さらに同教授は「すぐに満足を追い求める社会的雰囲気によって、過去には疾病に分類されなかった新種の精神障害が個人はもちろん、社会までを脅かしている」と付け加えた。

特にショッピング中毒、賭博中毒、ゲーム中毒、セックス中毒などの各種の中毒の場合、人々が病気として認めない傾向が強い。しかし、これは感情を抑制することができない衝動調節障害で、深刻な精神障害につながる可能性が大きい。

同教授は「中毒者の脳を撮影してみると、前頭葉の感情調節中枢がかなり損傷されていることが分かる」とし「早期に治療しなければ危険な場合もある」と話した。

▲早期発見が重要〓延世(ヨンセ)大学のセブランス病院神経科の閔聖吉(ミン・ソンギル)教授は「精神障害を誘発する要因を検討する際は、遺伝的要因はもちろん、患者の体質、幼い頃の行動特徴、性格、対人関係、家族力などを総合的に考えなければならない」と話した。

また、同教授は「精神障害患者を『精神病者』と呼んで、社会的に烙印を押してしまう偏見を捨てなければ、早期発見は難しい」と話した。甚だしくは家族さえ外部に知られないように隠す傾向が強いという。

普通、精神障害者は疾患別に少しずつ違うが、ほとんど前触れの症状が現れる。したがって患者の行動変化に気付くのが一番大事だ。それだけに家族の助けが必ず求められる。