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米CIAが北朝鮮核実験場を発見 米紙報道

米CIAが北朝鮮核実験場を発見 米紙報道

Posted July. 01, 2003 21:36,   

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ニューヨーク・タイムズ紙は1日付でCIA関係者の言葉を引用して、米中央情報局(CIA)は北朝鮮で新たな核実験場を発見し、北朝鮮が中長距離ミサイルに装着できる小型の核弾頭を開発中であると報じた。

同紙によると、CIA関係者は、偵察衛星が最近、北朝鮮の「ヨンドクトン」でさらに進んだレベルの核実験場を捉えた。そこには圧縮したプルトニウムを爆発させる在来式起爆装置の実験装備が設置されていると語った。平安北道寧辺(ピョンアンプクト、ヨンビョン)の核施設からも遠くなく、核爆発を模擬実験できる装置も設置されているとつけ加えた。

同紙は、地図上で「ヨンドクトン」を黄海道(ファンへド)地域としたが、黄海道にはヨンドクトンがなく、「ヨンドクトン」は平安南道肅川郡龍徳里(ピョンアンナムド、スクチョングン、ヨンドクリ)か甑山郡龍徳里(チュンサングン、ヨングドクリ)と推定される。

これと関連して、米国は最近、米国を訪問した韓国軍高官と情報機関責任者にこのような情報を知らせたとワシントンのある情報筋が伝えた。

同紙はまた、米情報当局者らが「この核実験施設は、北朝鮮が中長距離ミサイルに搭載できるかなり精巧な軽量核弾頭を開発しようと意図していることの証拠だ」とし「核ミサイルが開発されれば、東京と約6万人の在日米軍が射程に入る」と話したと報じた。

これは、北朝鮮で最も進んだ兵器計画である核技術とミサイル技術を結合しようとしていることを示していると、同紙は伝えた。

また、CIA報告書は、北朝鮮が早ければ1年以内に小型の核弾頭を開発する可能性があるとしているが、一部の関係者は「そのような評価は確かな根拠があるというよりは、妥当性のある推測に近い」と指摘したという。

一方、韓国国防部によると、北朝鮮は1983年から起爆装置実験の前段階である高性能爆発実験を70回実施し、94年から5年間、起爆装置実験を数回実施したという。



李基洪 maypole@donga.com sechepa@donga.com