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「日本人の祖先、韓半島から到来」東京大教授がゲノム分析

「日本人の祖先、韓半島から到来」東京大教授がゲノム分析

Posted June. 23, 2003 21:48,   

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ヒト遺伝子(ゲノム)の情報を利用した研究の結果、現在、日本本土に住む日本人の先祖集団は、韓半島を経由した「渡来人」であるという主張が初めて提起された。

東京大学医学部・人類遺伝学教室の徳永勝士(49)教授は23日「最近のゲノム研究の結果に基づいて、人間の6番染色体の中に存在するHLA遺伝子群を、東アジアの複数の民族のものと比べてみたところ、日本本土の人と最も近い集団は、韓国人と中国に居住する朝鮮(チョソン)族であることが確認できた」と述べた。

こうした研究内容は、7月中に東京大学・出版部が出版する予定の「公開講座」叢書に収録される。徳永教授は、HLAの類型を基準に、日本人、韓国人、漢族、満洲族、朝鮮族、モンゴル族、台湾原住民など東アジアの12の民族(集団)を比較し分析してみたところ、日本本土の人は沖縄の人や北方の北海道アイヌ民族より、韓半島に住んでいる韓国人や中国の朝鮮族に最も近かったと語った。

今回の研究は、日本の弥生時代(BC300年〜AD200年ごろ)、日本人の形成に、韓半島を経由した先祖集団が大きな影響を及ぼしたという、従来の学説を裏付けるものだ。

主に遺物や人骨、血液型の分布などを活用したこれまでの研究では限界があると指摘されてきたため、最新のゲノム研究の結果を応用した今回の研究は「ルーツ学説」の決定版と評価されている。



hanscho@donga.com