韓国選手では史上初めて男子ゴルフのマスターズ本大会に進出し、その気勢を駆って「トップ10」を目指す。
「タンク」崔京周(チェ・ギョンズ、スーペリアテイラメード)が、マスターズデビュ戦で堂々と本大会に進出し、韓国ゴルフ史に新しい時代を開いた。
13日(日本時間)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)では、第67回マスターズゴルフ大会の第2ラウンド残りと第3ラウンドが引き続き行われた。
崔京周は、第2ラウンド残り6ホールで、ノーボギーで1バーディを奪うなど3アンダーパー69の好プレーで10位タイ(1オーバーパー145)をマーク、願望の本大会(カットライン5オーバーパー)進出を果たした。
73年にハン・ジャンサン(現韓国プロゴルフ協会顧問)が1打差で、2000年に金ソンユンが3打差で本大会進出に失敗した後、韓国選手としては3回目の「マスターズ挑戦」で成し遂げた快挙だ。
「やった!」という慶びを喫する余裕もなく第3ラウンドが始まり、崔京周は、2バーディ2ボギーでイーブンパー(72)をマークした。順位は一つ下がり11位タイ(1オーバーパー217)となり、単独首位ジェフ・マガート(米)とは6打差。
しかし、同日6アンダーパー66(6バーディ、ノーボギー)で一瞬に5位タイ(1アンダーパー215パー)に浮上しながら、史上初の3連覇に向けて「遅き躍進」を見せた「ゴルフ皇帝」タイガーウッズ(米)に2打差まで迫ってきているため、最終ラウンドで宣戦する場合「トップ10」を越えて「トップ5」も期待できるようになった。
崔京周は、第3ラウンド直後「一瞬で崩れやすいマスターズ大会だから確言はできないが、今日(第3ラウンド)ホールカップすれすれになったパットが明日(第4ラウンド)成功すれば、期待以上の成績もあげられそう」と、自信満々に言った。
安永植 ysahn@donga.com