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ソウル大卒業生、10人に3人が失業

Posted October. 05, 2001 09:39,   

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ソウル大学の教授一人当たりの学生の比率が91年20.8人だったのが10年後の今年9月現在も21.9人と、環境改善が足踏み状態であることが明らかになった。

また、ソウル大教授一人当たりの平均講義時間は週当たり10.2時間と過去10年の間に逆に増え、「世界的な研究中心の大学」を目指す大学政策が口先ばかりの政策であることが明るみに出た。

これは、先進国における有名大学の教授一人当たりの平均学生数である10人を大きく下回るもので、講義時間は専任教員一人当たりの一週間の法廷講義時間(講義、実験実習、論文指導)の9時間を越える。

このような内容は、4日ソウル大が発刊した「2001ソウル大統計年報」で明らかになった。

専任教員一人当たりの学生の比率は、学部生15.6人、修士4.5人、博士1.8人と、一人の教授が指導する学生数が平均21.9人に達した。さらに、学部別偏差が激しく、経営学部と法学部がそれぞれ57.2人、56.6人と、医学部(6.1人)、獣医学部(8.4人)の最大10倍に近い。

このように教授の学生指導に大きな負担がかかるのは、教授の増員が学生増加率に追いつかないため。ソウル大の専任教員数は99年(1484人)以来3年間減少の傾向にあり、今年9月現在1474人、過去10年間の増加率も11.4%にとどまり、同期間の学生定員(12.7%)および在籍者数(17.3)の増加率に遅れをとっている。一方、91年わずか762人だった非常勤講師は過去10年の間で1266人へと70%以上増えた。

また、専任教授(専任講師以上)一人当たりの平均講義時間は91年の8.9時間から今年は10.2時間、名誉教授や非常勤講師などの講義時間も同期間3.3時間から4.8時間へとそれぞれ増加した。

しかし、教授の学術研究実績は着実に伸び、単行本発行と論文発表が91年の一人当たり平均0.29冊、2.61本から昨年それぞれ0.61冊と10.98本へと大きな伸びを見せた。反面、研究費の総額は、99年の1284億4900万ウォンから昨年1090億9000万ウォンへとここ数年で逆に減少した。

一方、今年春と昨年秋のソウル大学士号取得者3868人のうち28.4%に当たる1099人が就職できなかった他、修士・博士学位所持者の失業率も18.2%に及んだ。

学部別に見ると、人文学部(41.9%)と芸術学部(41.2%)の場合、半数近くの卒業生が失業しており、社会学部(38.8%)、法学部(39.4%)、教育学部(38.7%)も高い失業率を示している。



changkim@donga.com