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三星SDS、企業向けブロックチェーンプラットフォームの次期バージョンを発表

三星SDS、企業向けブロックチェーンプラットフォームの次期バージョンを発表

Posted April. 26, 2019 08:44,   

Updated April. 26, 2019 08:44

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三星(サムスン)SDSは、企業向けブロックチェーンプラットフォーム「ネックスレジャー」の次期バージョンである「ネックスレジャー・ユニバーサル」を発売したと、25日明らかにした。ネックスレジャーは、企業間取引や情報保存などの過程にブロックチェーン技術を適用して、セキュリティと効率性を高める技術だ。現在、銀行の共同認証書、物流海上輸送プロセス、輸出通関サービスなどに活用されている。

ネックスレジャー・ユニバーサルは、三星SDSが独自に制作したアルゴリズム(NCA)と汎用ブロックチェーン技術であるハイパーレジャー・ファブリック、イーサリウムなど他のブロックチェーンプラットフォームにも適用が可能な標準運営プログラム(API)を提供する。ネックスレジャー・ユニバーサルの客は、この技術を自由に活用して、△ユーザー認証、△支給決済、△原本証明などのアプリケーションサービスに適用できる。

ハッカーなどがネットワークに侵入して暗号キーを調べることができないようにするための新しいセキュリティ方式である「ホワイトボックス暗号技術」が適用されたことで、セキュリティ性も一層高まり、以前のバージョンに比べて取引処理速度が向上した。また、今回のバージョンから、クラウ基盤プラットフォームサービス(PaaS)として提供され、顧客はサーバーとアプリケーションを別途に設置する必要なしに、ネックスレジャー・ユニバーサルを利用できるようになった。

三星SDSは2015年から、ブロックチェーン専門組織を新設し、2017年に企業型ブロックチェーンプラットフォーム・ネックスレジャーを披露したのに続き、今年はブロックチェーン事業担当をブロックチェーンセンターに格上げした。22日は、米有力経済紙フォーブスから「グローバル上位50位のブロックチェーン企業」に選ばれた。

三星SDSのホン・へジン・ブロックチェーンセンター長は、「マイクロソフト(MS)のクラウドサービスである『Azure』だけでなく、他のクラウドマーケットプレイスにもネックスレジャー・ユニバーサルを追加登録して、クラウド基盤のブロックチェーンプラットフォーム事業を拡大する計画だ」と明らかにした。


金在亨 monami@donga.com