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北朝鮮の外務次官がボルトン米補佐官を批判、「間抜けにみえる」

北朝鮮の外務次官がボルトン米補佐官を批判、「間抜けにみえる」

Posted April. 22, 2019 08:38,   

Updated April. 22, 2019 08:38

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北朝鮮が、トランプ米政権の高官に対して相次いで激しい非難を続けている。ポンペオ国務長官に対して「低レベル」、「けがらわしい」と述べ、交渉相手から外すよう求めた2日後、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)に「魅力がなく間抜けにみえる」と攻撃した。北朝鮮が3回目の米朝首脳会談の可能性は残しつつ、トランプ大統領を除いて交渉を主導する高官に対して「攻撃」を続ける背景に関心が集まっている。

北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は、ボルトン氏に対して「3回目の首脳会談について両首脳間でどのような趣旨の話が交わされたのか把握して話せ」と述べたと、朝鮮中央通信が20日で報じた。崔氏は、「ユーモア感覚から出たのかは分からないが、魅力がなく間抜けにみえる」とし、「警告するが、今後もそのように分別なく話しては、良いことはないだろう」とも述べた。ボルトン氏が、3回目の米朝首脳会談の前に北朝鮮が核兵器を放棄したことを示す兆候が必要だと述べたことを意味するとみえる。

北朝鮮は昨年にも、ホワイトハウスの高官を非難し、交渉主導権を握ろうとした。昨年5月、金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官名義の談話を通じて、「ボルトン氏はえせ憂国の志士」と非難し、崔氏がペンス副大統領に対して「愚鈍」と述べたことで、トランプ氏が1回目の米朝首脳会談を取り消したことがあった。

北朝鮮の交渉窓口の交代要請について、ポンペオ氏は19日(現地時間)、「私は(交渉)チームの責任者だ」と一蹴した。


申나리 journari@donga.com