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ネットフリックス・アニメ韓国人初の総監督リュ・ギヒョン氏、「生命力の長いキャラクタいーを作りたい」

ネットフリックス・アニメ韓国人初の総監督リュ・ギヒョン氏、「生命力の長いキャラクタいーを作りたい」

Posted April. 22, 2019 08:40,   

Updated April. 22, 2019 08:49

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厳しい韓国アニメ業界で、それさえもそのほとんどが外国スタジオの下請けプロジェクトだったが、楽しそうなことはなりふり構わず探し求めて10年目となった。2007年、米ソニースタジオの招待で米国の地を踏んでから10年ぶりに、リュ・ギヒョン監督(46)はネットフリックスのオリジナルアニメプロジェクトの総監督(executive producer)のタイトルをつけて、昨年9月戻ってきた。

韓国では10年間基本技を磨いたなら、面アニメーションの本場米国では、同じ期間に先進システムを経験した。米国のソニーとニコロデオン、ドリームワークスなどそうそうたるアニメーションスタジオを経て「コラの伝説」と「ヴォルトロン」のように、米国で大人気を得たアニメーションを制作した。

ソウル衿川区(クムチョング)にあるスタジオミールのオフィスで16日に会ったリュ監督は、後輩たちと一緒に、今年7月に公開される予定のネットフリックスのプロジェクトに打ち込んでいた。リュ監督は、「シナリオを除くすべての作業を韓国でこなすことは、本当に意味あることだ」と強調した。韓国のアニメーション企業は、これまで米国で企画した作品の制作を一部代行する役割を果たしてきたが、ストーリーを除く全制作過程を韓国に一任するのは初めてだからだ。

アニメーションの天国米国で彼が最も驚いたことは、巨大資本と情熱的なファン層が織り成す好循環の構造だった。アニメーターたちも、積極的にコンテンツを成功させなければならないという責任感のため、同僚やファンと活発にコミュニケーションを行った。

「米国では、作業過程や作品のディテールについてファンと継続的にコミュニケーションを行いました。それがそのままスピンオフなどにつながり、コンテンツの寿命が絶えず伸びました。マーベルが代表的な例ですね。アーティストにとって最も絶望的なことは、コンテンツの生命を持続できず、良いキャラクターとストーリーが葬られることです」

リュ監督の夢は、ストーリーから制作まで100%国内で制作したアニメーションが、世界から愛されることだ。

「韓国の繊細な感性を米国流の文化とよく混ぜて、米現地でも注目されるコンテンツを制作してみたいと思います。後輩たちが成長しているので挑戦する余地があります」

ネットフリックスを皮切りに、アップルやディズニーもストリーミング市場に参入するなど、ストリーミング産業のビッグバンで、純粋な国内コンテンツが海外に飛躍できる余地も広くなった。そのためにはミスをしたり、失敗を味わいながらも、常に「挑戦する」姿勢が必要だと強調した。

「日本は多くの資本を投入して有名漫画『あきら』をアニメーションに制作して、商業的に失敗したが、その経験は、高レベルの制作方式を学習した『あきら世代」を生みました。失敗の経験が繰り返されてこそ良い作品が出てくると思います」


李?? baltika7@donga.com