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韓米首脳、開城‐金剛山再開も議論する模様

韓米首脳、開城‐金剛山再開も議論する模様

Posted April. 06, 2019 09:12,   

Updated April. 06, 2019 09:12

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韓米首脳会談の議題を調整するために米国を訪れて帰国した金鉉宗(キム・ヒョンジョン)大統領府国家安保室第2次長は5日、金剛山(クムガンサン)観光と開城(ケソン)工業団地の再開は韓米首脳が直接会って議論することになると明らかにした。金氏は先月30日、就任後初めてワシントンを訪れ、1日に交渉相手であるチャールズ・カッパーマン大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)と会談した。

金氏は5日に帰国し、仁川(インチョン)国際空港で記者団に、「今回の訪米で金剛山観光や開城工団に関しては全く言及がなかった」と話した。また、「別のアジェンダやイシューに関しては、首脳間で深く話をする予定だ」と述べた。11日にワシントンで開かれる韓米首脳会談で、ハノイでの米朝首脳会談決裂後、北朝鮮を再び交渉テーブルに呼び込むための「アメ」として、金剛山観光と開城工団の再開が議論される可能性があることを示唆したのだ。

鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長は前日、国会運営委員会全体会議で、ハノイ会談後、トランプ米大統領が韓米首脳会談前に南北首脳会談を推進することを提案したが「(南北首脳会談開催の)状況がよくなかった」と明らかにした。これを考えると、韓米首脳会談の結果を持って、政府が南北首脳会談を推進する方向に順序が変更されたとみえる。

金氏は同日、南北首脳会談の時期について「答えることはできない」とし、北朝鮮への特使派遣の時期についても「コメントできない」と発言を控えた。そして、「(非核化議論の)最終目的地、すなわち『最終段階』や行程表については、私たち(韓米)の意見は一致している」とし、「来週の首脳会談で良い結果が出るだろう」と見通した。これと関連してある外交筋は、「米国は最終段階の定義が明確でなければならないという立場だ。それが明確でこそ、早期の収穫について議論することができる」と説明した。

金氏は、韓国製を含む輸入自動車に関税を課そうとする米国の通商拡大法232条をめぐる議論がなされたことも明らかにした。金氏は、「グローバル貿易に役立たないため慎重に考慮する必要があると(米国に)言及した」と述べた。

一方、北朝鮮は、1月31日の南北道路協力実務接触後、韓国政府の実務接触や会談提案に応じていない。毎週金曜日に開くことにした開城南北共同連絡事務所の所長会議は5日の金曜日にも開かれず、6週連開催されていない。


黃仁贊 hic@donga.com · 韓基渽 record@donga.com