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トランプ氏が夕食会でビッグ・ディールを提案、北朝鮮が拒否

トランプ氏が夕食会でビッグ・ディールを提案、北朝鮮が拒否

Posted March. 04, 2019 07:31,   

Updated March. 04, 2019 07:31

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トランプ米大統領は2日(現地時間)、「北朝鮮が(非核化)合意するなら、輝ける経済の未来をある。核兵器を持ち続ければ、いかなる経済の未来もない」と警告した。

ロイター、AP通信などによると、トランプ氏は同日、メリーランド州オクソン・ヒルのゲイロード・ナショナル・リゾートで開かれた米保守系政治団体の会合「保守政治活動会議(CPAC)」での演説で、「それは彼ら(北朝鮮)に実に悪いこと」とし、このように話した。

 

しかし、トランプ氏は先月28日、首脳会談合意決裂直後、FOXスニュースとのインタビューでは、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との対話はうまくいかなかった」とし、「私も金正恩氏も準備ができていなかったのも知れない」と話した。その状態で合意書に署名することに満足しなかったため、金正恩氏に「うまくいきそうにない」と話したという。

トランプ氏は、「私は、私たちが(北朝鮮の核廃棄の)計画を持つことができなければ、制裁を緩和することを望まなかった。これに対して彼らも準備ができていなかった」と説明した。そして、「理解する。彼らがそれを(核計画を)構築するために多くの時間を費やしたためだ」と付け加えた。

トランプ氏は金正恩氏について、「個性が強い人」と表現し、「頭の回転が早い」と評価した。「会談を決裂させたのはあなたの選択だったのか」という質問には、「2人(トランプ氏と金正恩氏)の選択と言っておこう。私の選択だったと言いたくない」とだけ答えた。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、今回のハノイ会談の決裂は先月27日の夕食会で早くも予告されていたという。円卓テーブルに並んで座ったトランプ氏が、金正恩氏に「すべての核とミサイル廃棄+制裁の完全解除」というビッグ・ディールを提案したが、金正恩氏がその場で拒否したという。このため翌日の28日午前、首脳会談は最初から緊張したムードだったと、同紙は伝えた。米政権の高官は、金正恩氏がビッグ・ディールを受け入れる可能性が事実上「ゼロ」と判断したという。ポンペオ国務長官は、トランプ氏に「若い北朝鮮リーダーにしてやられたという印象を与える恐れもある」とし、「スモール・ディール」水準の合意は受け入れないよう忠告したという。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 チョン・ミギョン記者 lightee@donga.com · mickey@donga.com