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野球とソフトボール、2024年五輪からまたも除外の危機

野球とソフトボール、2024年五輪からまたも除外の危機

Posted February. 23, 2019 07:51,   

Updated February. 23, 2019 07:51

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2008年以降に除外されたが2020年東京五輪で12年ぶりに復活した野球が、再び除外される危機を迎えた。半面、ストリートダンサーの「BBoy」と「BGirl」たちはパリ大会で太極(テグク)マークを付けて金メダルを首にかける機会が生まれた。

2024年パリ五輪の準備を進めているパリ五輪組織員会は21日、国際オリンピック委員会(IOC)に野球を正式種目から除外することを提案した。この提案には、野球とともにソフトボールと空手も正式種目から除外する内容が含まれている。

これらの種目に代わって正式種目に追加される種目は、いずれも若者たちの間で人気を集めているスポーツだ。ブレイクダンスが史上初めて正式種目として追加提案された。BBOY(男子部)とBGirl(女子部)に分かれて行われる本大会では、男女16人ずつが出場し、「バトル」形式で金メダルを争う。一般的なBBOY・BGirl大会で実施される競技方法をそのまま五輪舞台に移植することになる。ブレイクダンスは、昨年ブエノスアイレスで開催されたユース五輪で正式種目として実施された経緯がある。当時、韓国代表のキム・イェリ(19)がBGirl部門銅メダルを獲得した。

すでに東京五輪の正式競技種目に採用されているスケートボード(4種目96人)やスポーツクライミング(4種目72人)、サーフィン(2種目48人)も正式競技の地位を維持する。

パリ五輪組織委員会は、若者たちの関心と参加を高めようと、不人気が続く五輪を盛り上げるための戦略を練った。同委員会のトニ・エスタンゲ会長は、「我々の創意的な情熱が五輪に新しい方向を見出したい」と述べた。

反面、野球やソフトボール、空手は「普遍性」に欠けるという理由で正式種目から除外される危機にある。野球はオランダを除いては欧州とアフリカの多くの国で注目すべき人気を集めていない。東京五輪の正式種目に採用されたのは、野球強国の日本が強く推進したから可能だった。

リカルド・フラッカリ世界野球ソフトボール連盟(WBSC)会長は、「新しい種目のパリ五輪採用を祝福する」ととしながらも、「我々は野球・ソフトボールが五輪の価値を高めるのに貢献していると信じており、2028年のロサンゼルス五輪に力量を集中している」と話した。


李沅柱 takeoff@donga.com