Go to contents

「マドゥロ政権支持なら「全てを失う」 トランプ氏がベネズエラ軍部に警告

「マドゥロ政権支持なら「全てを失う」 トランプ氏がベネズエラ軍部に警告

Posted February. 20, 2019 07:55,   

Updated February. 20, 2019 07:55

한국어

トランプ米大統領が、マドゥロ政権を保護するベネズエラ軍部に、「グアイド国会議長を暫定大統領に認めなければ、全てを失うだろう」と警告した。

米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、トランプ氏は18日、米マイアミでベネズエラ軍部について、「米国はマドゥロ政権の反逆加担者が誰なのか、彼らがどこに金を隠しているのか知っている」とし、金の流れを止めると迫った。そして、「平和な政権移譲の方法を模索しているが、すべてのオプションが開かれている」とし、軍事介入の可能性も繰り返し示唆した。トランプ氏は、「援助物資を載せた米空軍輸送機がすでに2日前にコロンビアに到着したが、『独裁者』マドゥロ氏が搬入を阻止している」とし、マドゥロ政権を強く批判した。

トランプ氏は同日、ツイッターを通じて、マドゥロ氏の前任者のチャベス前大統領が主張した「中南米社会主義」路線が寿命を終えたと強調した。中南米社会主義は、原油など原材料の輸出で得た金を無償福祉などポピュリズム政策に投じるモデルをいう。最近の世界経済の鈍化と石油価格の低迷で「石油マネー」が減り、ベネズエラ式社会主義が限界に直面したという分析が多い。

トランプ氏は、「ベネズエラ人は社会主義と独裁に戻らないだろう」とし、「マドゥロ政権は貧困、飢餓、死の悪夢を終わらせるために国民を解放せよ。世界50ヵ国が、グアイド氏が率いる正しい政権を支持する」と強調した。

米国の圧力が強まるほど、マドゥロ氏側の政権死守の意志も固い。ベネズエラ政府は22、23日の2日間、コロンビアと国境を接したシモン・ボリバル橋で大規模な音楽会を開催する。グアイド氏を支持する英国の大富豪、バージンアトランティックのリチャード・ブランソン会長に対応するための一種の「応戦音楽会」。ブランソン氏は14日、「22日にコロンビアのククタでベネズエラを支援するためのコンサートを開く。これを通じて約1億ドル(約1128億ウォン)を募金する」と述べた。


崔智善 aurinko@donga.com