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「道路のファーストクラス」、現代自の高級セダンの最高峰「ジェネシスG90リムジン」が販売開始

「道路のファーストクラス」、現代自の高級セダンの最高峰「ジェネシスG90リムジン」が販売開始

Posted February. 20, 2019 07:56,   

Updated February. 20, 2019 07:56

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国産高級セダンの「最高峰」がやって来た。現代(ヒョンデ)自動車のプレミアムブランド「ジェネシス」が19日、世界的なラグジュアリー・フラッグシップセダン「G90」のリムジンモデル(写真)の販売を開始した。G90リムジンは、従来のG90より車の長さ(全長)が計290ミリ伸びたのが特徴だ。さらに壮大になった外観と広くなった座席スペースを最大限に活用して、高級セダンの消費者を取り込むという戦略だ。

G90リムジンは外観から格別だ。車両の顔ともいえる前面部のデザイン(グリル)は、ワイングラスに似たG90ならではの「クレスト」グリルの上部をクロムガーニッシュ(車両のデザインをなめらかにする処理方法)で処理して、壮大さを際立たせた。室内は、従来のG90よりBピラー(フロントドアとバックドアの間の間隔)を250ミリ、バックドアを40ミリ伸ばしたので、自然に室内空間が290ミリ増えた。全長が5495ミリで、競争モデルであるベンツSクラスのロングボディ(5280ミリ)とBMW740iのロングボディ(5238ミリ)より長い。

同級モデルにおいて最大レベルの空間を確保することで、航空機のファーストクラスの座席に乗るような演出が可能である。航空機の1等席の座席ように、ボタンを押すだけで、読書や映像視聴、休憩など、さまざまなモードに変えることができる「ファーストクラスVIPシート」を搭載した。後部座席の乗客のために、書類や新聞など頻繁に使う冊子を簡単に収納できる「マガジンポケット」も適用された。滑らずに柔らかく安定的に体を包み込む座席デザインで、快適さを加えたのも特徴といえる。

特に18方向のシート電動調整機能を搭載して、頭から肩、腰、足まで体全体をユーザーの体に合わせて調節できる。搭乗者の体に合う座席を作ることができるので、長時間座っていても疲れないように手助けする機能である。G90リムジンシートは、合成染料の一つであるアニリンを使って、最高級車に主に使われる「セミ・アニリン革」を基本的に適用した。

雪道や悪天候でも一般道路での走行性能を最大限に維持し、高速走行時にスムーズな乗り心地の提供を支援する「ジェネシス・アダプティブ・コントロール・サスペンション」も標準搭載した。G90リムジンは、プレステージの1モデルのみを単独発売した。複合燃費は、政府の共同告示燃費基準である1リットル=7.2キロであり、販売価格は1億5511万ウォンとなっている。

ジェネシスブランドの販売台数は、2015年10月にブランド公開以来、G70とG80、G90(旧EQ900)などを含めて、2016年は約4万5000台、2017年は5万6000台、昨年は6万1000台を記録し、着実に伸びている。

国内高級セダンの市場規模は約2万7000台で、昨年上半期基準でG90が5145台、メルセデスベンツSクラスが4200台売れて、二強構図を形成してきた。しかし、今年1月、G90(EQ90039台を含む)は1387台が売れた一方、Sクラスは435台の販売にとどまった。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com