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米政府機関、再び閉鎖か

Posted February. 12, 2019 08:04,   

Updated February. 12, 2019 08:04

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米連邦政府の一部予算の期限(15日)が迫ったが、国境の壁建設費をめぐる議会交渉が難航しており、再び「連邦政府機関の一部閉鎖」が発生すると懸念されている。

10日、米紙ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストなどによると、国境の壁の建設費を議論してきた上・下両院協議会の交渉が不法移民の拘束に対する意見の相違で決裂した。民主党は、「移民関税執行局(ICE)の過度な移民拘束にブレーキをかけなければならない。これに対する予算の上限ラインを設定しよう」と主張し、共和党は「暴力犯罪者の拘束に限度を適用してはならない」と鋭く対立した。

壁の建設費も接点を見出せずにいる。共和党は、トランプ氏が要求している57億ドルを主張し、民主党は20億ドルを提示して対立している。

トランプ氏は11日、国境地帯のテキサス州エルパソで壁の建設を訴え、世論戦を続けている。トランプ氏はツイッターを通じて、「民主党は犯罪者の拘束すら望まない。彼らは一部閉鎖を望んでいる」と非難した。ミック・マルバニー大統領首席補佐官も同日、NBCとのインタビューで、「一部閉鎖の再突入の可能性を排除できない」と述べた。米メディアは、トランプ政権が南部の国境地域で兵士数千人を派遣しており、壁建設の強行に必要な予算確保に向けて国家非常事態を宣言すると見通している。

これに対して民主党の一部では、「大統領弾劾」まで取り上げている。2017年と18年にそれぞれ一回弾劾案を発議したエル・グリーン下院議員(テキサス)は、「早ければ今週中にも大統領弾劾訴追案を発議する」と明らかにした。ただ、ナンシー・ペロシ下院議長とステファニー・ホイヤー院内総務など民主党指導部は、「弾劾逆風」を憂慮して慎重な態度だという。

一方、トランプ氏は、米メディアの「大統領の日程のうち60%が非公式の『エグゼクティブ・タイム(executive time)』」という報道に不満を吐露した。トンラプ氏はツイッターに、「私はその時間に休息を取っているのではなく働いていた。恐らく歴代どの大統領よりも多くの仕事をしただろう」と強調した。そして、「私が就任した時、米国は北朝鮮との潜在的戦争、弱まった軍、高い税金、過度な規制、国境、移民などでめちゃくちゃだった。そのため精力的に仕事をするほかなかった」と付け加えた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com