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上海展示会で尹奉吉義士を「刺客」と表現

上海展示会で尹奉吉義士を「刺客」と表現

Posted January. 12, 2019 09:00,   

Updated January. 12, 2019 09:00

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中国上海で開かれた展示会で、尹奉吉(ユン・ボンギル)義士(写真)を「刺客」に、尹義士の虹口公園における義挙を「爆発事件」に描写した表現が登場して議論を呼んでいる。

最近、上海市黄浦区政府は、淮海路の歴史にスポットライトを当てた特別展を開いた。主催側は元昌里路地の写真を紹介しながら、「1932年4月29日、虹口公園で中国を侵略した日本の大将を狙った爆発事件が起きた。「刺客」尹奉吉は元昌里13号から出発して虹口公園に到着したが、惜しくも成功できなかった」とした。さらに尹奉吉義士の名前の「奉」を「逢」に間違えることまであった。

主催側は、紹介の最後になって「義士は現場で逮捕された」と明らかにした。しかし、中国がこれまで尹義士を「愛国者」「烈士」などと呼んできたことを考慮すれば、導入部の「刺客」の表現は非常に不適切だという批判が出ている。

元昌里13号は、尹義士が義挙の前に金九(キム・グ)先生と最後の挨拶を交わしたところ。虹口義挙が日本帝国の侵略蛮行を告発し、世界の注目を集めさせた点を勘案すれば、これを「爆発事件」「成功できなかった」と格下げしたことも問題だという指摘が多い。上海総領事館の関係者は11日、「ミスなのか、他の意図があるのか、主催側に背景を確認している」と明らかにした。


尹完準 zeitung@donga.com