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「習近平主席の言葉を書き取る金正恩氏」 中国メディア報道

「習近平主席の言葉を書き取る金正恩氏」 中国メディア報道

Posted January. 11, 2019 07:46,   

Updated January. 11, 2019 07:46

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中国中央テレビが10日に公開した映像には、唯一、習近平国家主席の発言を北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がうなずきながら書き取る様子が何度も繰り返された。まるで先生の教えを書き取る生徒の姿を連想させた。

 

中央テレビは、金正恩氏が習氏の言葉を書き取る様子を4度も放送した。アンカーが習氏の発言である「中朝が共に努力して韓半島問題の政治的解決において重大な進展を成した」、「(金)委員長同志とともに中朝関係の未来の発展を導きたい」を紹介する場面だった。中央テレビは、習氏と金正恩氏の実際の肉声は公開しなかった。米朝首脳会談を目前にしているので、中国が国営メディアを活用して、まるで金正恩氏が習氏に米朝首脳会談の構想を報告し、指示を受けるような場面を演出したとみえる。

一方、金正恩氏が「中国が韓半島情勢の緊張緩和に向けて重要な役割を果たしたことを知っている。北朝鮮はこれを評価し、心より感謝した」と述べた内容を伝える際、金正恩氏が頭を下げ、準備した原稿を読む様子を流した。金正恩氏が習氏に報告する印象を与えたのだ。

中央テレビは、「(金正恩氏が)習近平総書記が非常に忙しい時に私の訪中を迎えてくれたことを心より感謝する。総書記同志の誠意を尽くした『關懷』の中、中朝関係が新たに高い段階に上昇したと述べた」と伝えた。「關懷」とは、上の人が下の人に持つ関心と配慮を意味する。


尹完準 zeitung@donga.com