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ネットフリックス大躍進…利用者90万、1年で3倍に増加

ネットフリックス大躍進…利用者90万、1年で3倍に増加

Posted December. 14, 2018 08:08,   

Updated December. 14, 2018 08:08

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今年一年の放送界の最大の話題は断然、ネットフリックスだった。アンケート参加者24人中10人(41.7%)が、放送界の今年の注目点に「ネットフリックスの躍進」を挙げた。

「ネットフリックスは、韓国をアジアの戦略拠点とし、大規模な投資をするだろう」。先月、シンガポールで開かれた記者懇談会で、ネットフリックス最高コンテンツ責任者(CCO)のテッド サランドス氏は、「韓国には世界の人々が好むコンテンツがある。最高水準のインターネットインフラも保有している」とし、このように明らかにした。

ネットフリックスは、今年のドラマに選ばれた「ミスター・サンシャイン」に300億ウォン以上を投資し、ユ・ジェソクが出演したバラエティ「犯人はおまえだ!」、YGエンターテインメントとともに制作した「YG電子」など韓国の芸能コンテンツを制作し、世界市場に出した。

国内のネットフリックスのアプリ利用者数は約90万人(9月基準)。昨年(約32万人)より3倍近く増加した。安東(アンドン)大学融合コンテンツ学科のキム・ゴンスク教授は、「テレビが難攻不落のメディアだった時代は終わった」と指摘した。チャンネルAのイ・ジンミンPDは、「ネットフリックスをはじめ海外資本の攻撃的なコンテンツ投資が放送界に及ぼす影響に対して、憂慮と期待が交錯する」と話した。

業界と評壇は、「週52時間労働制導入」(7票・2位)と「放送界ミーツー(#MeToo)運動」(5票・3位)も注目した。社会的な問題が実際に放送局の制作現場の変化を引き起こしているということだ。SBSのイ・ヨンソクPDは、「放送界に蔓延した長時間労働の慣習が変化の急流に乗るだろう」とし、「収益を生み出す構造に改善できなければ、市場に大きな混乱が生じる可能性がある」と診断した。脚本家のキム・ソンミョン氏は、「ミーツー後、業界に蔓延した男性制作スタッフのセクハラ発言や行動が大いに減った」と伝えた。


イ・ジウン記者 シン・ギュジン記者 easy@donga.com · newjin@donga.com