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朴恒緒のサプライズカードは今度も通じた

朴恒緒のサプライズカードは今度も通じた

Posted December. 13, 2018 08:40,   

Updated December. 13, 2018 08:40

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朴恒緒(パク・ハンソ)監督(写真)率いるサッカー・べとナウ代表が10年ぶりのスズキカップ優勝を目前にしたことを受け、ベトナムだけでなく韓国でも関心が高まっている。

ベトナムは11日、適地マレーシア・クアラルンプールのブキット・ジャリル国立競技場で行われたマレーシアとのASEANサッカー連盟(AFF)スズキカップ決勝第1戦で2-2で引き分けた。だが、2戦合計得点が同点の場合はアウェー得点が多いチームが勝つルールが適用されるため、15日にベトナムのハノイで行われる第2戦で1-1もしくは0-0で引き分けても優勝できる有利な情勢となった。

決勝第2戦を控えたベトナムのサッカーフィバーは、すでに熱く盛り上がっている。ベトナムのネットメディア「VNエクスプレス」によると、ベトナムの国営テレビ「VTV」は30秒杓の広告料に9億5000万ベトナムドンを設定した。これはロシア・ワールドカップ(W杯)決勝の広告料だった8億ベトナムドンを上回る過去最高額だ。朴監督の活躍は、国内でも大きな関心を集めている。今大会を中継しているSBSスポーツによると、決勝第1戦の視聴率は4.706%でプロ野球を含めて、今年のケーブルテレビチャンネルで放送されたスポーツ番組の中では最高の視聴率を記録した。

第1戦が行われたブキット・ジャリル競技場のチケット8万枚はすでに売り切れた。オンライン販売の4万枚は販売開始30分で売り切れた。マレーシアのマハティール・モハマド首相はじめ観客が熱い熱気を噴出した。ベトナムファンは第1戦が行われる間、ハノイに豪雨が降りつける中でも競技場で雨具を着て集まり、大型スクリーンで試合を観戦しながら熱狂的に応援した。67万ウォンの値がついたマレーシア1日サッカー観光パッケージ商品が登場し、数千のファンがアウエー応援に駆け付けた。

第2戦が行われるベトナム・ハノイの熱気は、それ以上になりそうだ。第2戦が行われるミディン競技場の規模は4万席だ。第1戦のブキット・ジャリル競技場よりは小さいが、10年ぶり優勝への期待が高まっているため、ベトナムファンはいつよりも熱い応援を繰り広げる見られる。朴監督は、「第1戦を控えて競技場に駆けつけたマレーシア観客8万人の応援が一番気になった。第2戦では、ベトナム観客が同じように相手にプレッシャーをかけてくれることを期待している」と話した。

朴監督は慎重に冷静さを失っていない。朴監督は試合後のインタビューで、「我々は適地で負けなかった。今度はホームで素晴らしい勝負ができるようになった」と前向きな反応を見せたが、「後半に多くのチャンスを逃したところには失望した。第2戦に向けてはさらにしっかり準備しなければならない」と話した。優勝可能性を目前にしてさらに慎重だった。

体力の消耗が激しかった第1戦が終わった後、ベトナムが有利になったのは事実だ。一部の主力選手が出場せず、第2戦に向けて体力を温存したからだ。この日、朴監督は大会中に交代選手でプレーしたFWハドゥクチンとMFグエン・フイ・フンを先発で起用した。その代わり、主力ストライカーのグエン・アイン・ドゥックとMFルアン・スオン・チュオンらを休ませた。

フイホンは前半22分に先制ゴールを決めた。ベトナムのメディアは、「最強戦力で臨んだマレーシアを相手に朴監督が効果的な戦術を見せつけた」と評価した。朴監督は、「アインドクなどは第2戦に出場するだろう。経験豊富で決定力を備えている彼らに期待している」と話した。この日、ベトナムの2失点は、いずれもセットプレー(FK)で許したものだ。朴監督は、「反則しなくても良い場面で反則をしたのが失点につながった。(第2戦では)危ない地域で反則をしないよう(守備を)修正したい」と語った。


鄭允喆 trigger@donga.com