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光復後、初めて歌った3・1節の創作曲を発見

光復後、初めて歌った3・1節の創作曲を発見

Posted December. 07, 2018 08:36,   

Updated December. 07, 2018 08:36

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光復(日本植民地からの独立)後、初めて作られたと推定される3・1節の歌の楽譜が発見された。近現代の歴史資料を専門に扱う古美術店「時間旅行」(キム・ヨンジュン代表)は、朴鍾和(パク・ジョンファ)作詞、金淳愛(キム・スンエ)作曲の「3・1運動の歌」の楽譜を6日公開した。当初、3.1節の歌は鄭寅普(チョン・インボ)が作詞し、朴泰鉉(パク・テヒョン)が作曲した1949年の総務処公募選定作として知られていた。今回発見された楽譜は、これより先の1946年に作成された事実上最初の創作曲と推定される。

自由新聞社が発行したこの楽譜は、横23センチ、縦31センチの大きさで、計8枚で構成されている。表紙には雲甫・金基昶(キム・ギチャン)が描いたとみられる挿絵があり、左上には「京畿(キョンギ)高女宛て」という漢字が書かれている。京畿高女とは、京畿高等女学校の略であり、京畿女子高の昔の名前で、金淳愛が教師として在職した。楽譜の最後のページには、「1946.2. 11」という日付が記されており、「5円」と臨時定価が表記されている。米軍政初期は、ウォンの代わりに円が使われたためだ。

自由新聞は、楽譜に書かれた日付である1946年2月11日付けの新聞に、「女学校連合音楽会記念歌発表」というタイトルの記事を載せて、その曲の楽譜と朴鍾和、金淳愛に関する記事を掲載した。続いて2月21日は「本社で選定した3・1運動の歌は、学務局でも同日、朝鮮の各学校で式典を執り行う際に歌うように決定した」として、23日から25日まで金淳愛の指揮に合わせた連合合唱団の歌をラジオで15分間放送すると報じた。

女子学生たちがこの歌を歌う姿は、3月2日付けの記事で再度確認できる。この合唱には、梨花(イファ)女子大学、梨花女子高校、進明(チンミョン)女子高校、徳成女子高校、淑明(スクミョン)女子高校、培花(ペファ)女子高校、東明(トンミョン)女子高校等、複数の女子高が参加した。記事は、「500人の合唱団の3部コーラスは、きれいで力強いメロディーが混然と高華し、聴衆の心魂を陶酔させた。…3万の聴衆は私たち民族の平和と幸福と自主独立、ひいては世界平和に貢献する意志をより固くした」と伝えた。この資料は、9日、KBS1テレビで放映される「テレビショー珍品名品」で紹介される予定だ。


趙允卿 yunique@donga.com