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元慰安婦のキム・スンオクさんが死去

Posted December. 06, 2018 08:23,   

Updated December. 06, 2018 08:23

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旧日本軍の元慰安婦であるキム・スンオクさん(写真)が5日午前9時5分、老衰で死去した。享年96歳。今年だけで7人の元慰安婦が亡くなった。政府に登録された日本軍元慰安婦のうち、生存者は26人だけだ。

1922年に平壌(ピョンヤン)で生まれたキムさんは、「工場に就職できる」という言葉にだまされて、1940年中国黒龍江省の慰安所に連れて行かれた。光復(日本植民地からの独立)後、中国人と結婚して中国に定着したキムさんは、2005年、政府と「ナヌム(分かち合いという意)の家」などの助けを借りて韓国国籍を回復して、ナヌムの家に入所した。

以後、キムさんは水曜集会と証言活動に積極的に参加した。2012年には慰安婦少女像に「杭テロ」を行った日本人の鈴木信行を、他の元慰安婦たちと共に検察に告訴した。遺体安置所は、ソウル松坡区(ソンパグ)にあるソウル峨山(アサン)病院の葬儀場に設けられている。出棺は7日午前8時、埋葬地はナヌムの家の追悼公園である。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com