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トランプ氏、「私は関税マン」...連日中国をけん制

トランプ氏、「私は関税マン」...連日中国をけん制

Posted December. 06, 2018 08:24,   

Updated December. 06, 2018 08:24

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中国の習近平国家主席と会って90日間の貿易戦争の停戦に合意したトランプ米大統領が、「私はタリフマン(関税をかける男)だ」とし、中国を再びけん制した。中国側に関税爆弾と交渉デッドラインを想起させ、時間かせぎではない「本当の交渉」に乗り出すことを求めたのだ。

トランプ氏は4日(現地時間)午前、ツイッターに、「中国との交渉はすでに始まっている。延長しなければ、交渉はアルゼンチンで習氏とすばらしく温かい夕食を共にした日から90日後に終わるだろう」と投稿した。そして、「ロバート・ライトハイザー(米通商代表部代表)が中国と本当の交渉が実際に可能かを探るために、ムニューシン(財務長官)、ラリー・クドロー(国家経済会議委員長)、ウィルバー・ロス(商務長官)、ピーター・ナバロ(通商担当大統領補佐官)と緊密に協議する」と付け加えた。

トランプ氏は、「中国は(米国の)農産品とより多くのものを直ちに購入することになっている」とし、「習氏と私はこの交渉が妥結することを望み、恐らくそうなるだろう」と期待感を示した。しかし「もしそうならなければ、覚えておけ。私はタリフマンだ」と警告した。

トランプ氏は1日から90日間の米中交渉への期待感を示すと共に、交渉のデッドラインと交渉の失敗にともなう被害を想起させ、中国に対して即座に誠意ある交渉をするよう迫ったのだ。同日のニューヨーク株式市場で、米中貿易交渉の不確実性と景気鈍化の不安感が強まり、ダウ平均株価、S&P500指数、ナスダック指数がすべて3%以上急落した。米紙ニューヨーク・タイムズは、「トランプ氏が貿易についてツイートを投稿した後、株式市場が動揺した」と伝えた。

トランプ氏は同日午後にもツイッターに、「米国は中国と『本当の合意』をするか、あるいは何の合意もしないだろう」とし、「(合意が不発に終われば)中国産の輸入品に関税を課す」と再度警告した。そして、「米国は最終的に、現在または未来に交渉を妥結するだろう」とし、「中国は関税を望まない」と投稿した。

 

ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)も中国をけん制した。ボルトン氏は同日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが開いた講演会「CEOカウンシル」に参加し、「米国の知的財産権を侵害した製品やサービスの米国内の輸入を禁止する法案が必要だ」と述べた。

一方、トランプ氏は同日、フォルクス・ワーゲン、ダイムラー、BMWなどドイツの自動車3社の経営陣をホワイトハウスに呼んで米国内の投資と生産拡大を迫った。


朴湧 parky@donga.com