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トランプ氏、「北朝鮮関連の決定、最も難しかった」

トランプ氏、「北朝鮮関連の決定、最も難しかった」

Posted November. 20, 2018 08:25,   

Updated November. 20, 2018 08:25

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トランプ米大統領が、北朝鮮問題に関する決定が最も難しかったと打ち明けた。

トランプ氏は18日(現地時間)、フォックス・ニュース・サンデーに出演し、「大統領として最も困難な決定は何だったか」という質問に、「北朝鮮が非常に難しかった」と話した。そして、「私が(大統領ポストを)受け継いだ時、(前任の)オバマ大統領と座って対話し、『北朝鮮が最大の問題』と(私に)話した」とし、「私たちは、北朝鮮がどの道に進むべきか、真の決定を下した」と振り返った。強い力を基盤とする自身の外交安保政策が前任のオバマ氏と明らかに違うと強調し、北朝鮮の非核化に対する解決策も見出しつつあると自評した。

トランプ氏は、「少なくともこれまで私たちが来た道に満足する」とし、「私は金正恩(キム・ジョヌン)朝鮮労働党委員長と良い関係を結んでいる。北朝鮮住民のために偉大な決定が下されたと考える」と明らかにした。トランプ氏は、大統領職実行に対する評価を問う質問に、「前政権が続けたとおりにしたなら、北朝鮮と戦争をしたかも知れない」とし、自身の政策に高い点数をつけた。

正恩氏が、先端戦術兵器実験を視察するなど北朝鮮が対米圧力を強化する動きが現れ、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)や国務省内では北朝鮮非核化に対する懐疑論が強まっているという。ある消息筋は、「先週、極秘裏に訪韓したアンドリュー・キム中央情報局(CIA)コリアミッションセンター長が韓国の当局者や政界関係者に会って、『北朝鮮の非核化がトランプ氏の構想どおりになされない可能性もある』という趣旨の話をしたようだ」と伝えた。

しかし、このような認識にもかかわらず、米朝首脳会談を推進するトランプ氏の意志は強く、1月に予定され2度目の米朝首脳会談は予定通り開かれる可能性が高い状況だ。米朝は今月末にニューヨークで開かれるポンペオ国務長官と金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長の高官協議で、首脳会談の場所を確定する計画だ。1回目と同様、第3国を検討しており、時期はトランプ氏の日程が空いている1月初旬が有力だ。しかし、米朝高官協議が当初8日から20日以降に延期され、準備が遅れたため、首脳会談が1月末になる可能性も議論されている。ワシントンの別の消息筋は、「警護と儀典の準備に短くて1ヵ月ほどかかるため、首脳会談の日程と関連してまだ変数が残っていると見なければならない」と話した。


朴庭勳 sunshade@donga.com