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夫婦揃って優勝を目指す、慶州国際マラソンの夫婦ランナー

夫婦揃って優勝を目指す、慶州国際マラソンの夫婦ランナー

Posted October. 20, 2018 08:37,   

Updated October. 20, 2018 08:37

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2018慶州(キョンジュ)国際マラソン大会には、史上初となる国内のエリート男女部で「夫婦揃っての優勝」を目指す人たちがいる。結婚4年目のマラソン選手、チョ・セホ(27=利川市庁)とイム・ウンハ(29=慶州市庁)夫婦がその主人公だ。

19日、慶尚北道(キョンサンブクト)慶州市のコーロンホテルで開かれた記者会見で取材に応じたチョ選手は、「(妻と)一緒に大会に出たのは3度目あったが、いつもどちらかが良くなかった。今度は一緒に優勝したい」と決意を語った。イム選手は、「いつも一緒に好成績を出したいんだけど、簡単にはいかない」と話した。夫婦は、今大会の前哨戦として9日に出場した松島(ソンド)国際マラソン大会のハーフマラソンで並んで男子部と女子部の3位に入り、「同伴優勝」に向けた準備は整った。

2012年までは、それぞれウムソン郡庁と清州(チョンジュ)市庁所属で互いの存在を知らなかったが、同年、忠清北道(チュンチョンブクト)代表として一緒に練習をしながら恋に落ちた。その後、一緒に清州市庁所属になった二人は、3年間交際をして2015年に結婚に漕ぎ付けた。媒酌人も当時所属していた清州市庁のオム・グァンヨル監督が務めた。今は、別のチームに所属している二人だが、今大会を控えては練習も一緒に行った。夫のチームである利川市庁が慶州国際マラソンを控えて慶州で合宿トレーニングを行い、妻が所属する慶州市庁との合同練習が実現したからだ。

イム選手は前年の国内女子部優勝者のイ・スクジョン(27=三星電子)はじめ多くの指導者が優勝候補に挙げるほど、最近好調だ。イム選手は、「夫と一緒に練習しながら、特にポイントトレーニング(道路やインターバル練習などの専門トレーニング)で助けられた。長い距離なので一人では手に負えないところがあったが、前でリードしてくれるので楽に走ることができた」と笑顔を見せた。

慶州国際マラソンは、夫婦には特別な意味がある。チョ選手はマラソンに入門したばかりの20歳頃、初めて出場した2011年の同大会で完走したものの、レース終盤にコースを間違えて失格処分を受けた経験がある。イム選手は、慶州市庁に移ってからホームで開催される最初の大会だ。チョ選手は、「松島国際マラソンでゴールした後、直ちに駆けつけて(妻を)応援した。今度もそうするだろう」と言い、ゴールで妻と笑顔で再会することを誓った。


任寶美 bom@donga.com