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中国の第3四半期の成長率は6.5%、金融危機以降の最低値

中国の第3四半期の成長率は6.5%、金融危機以降の最低値

Posted October. 20, 2018 08:38,   

Updated October. 20, 2018 08:38

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中国の第3四半期(7〜9月)の国内総生産(GDP)の成長率が、グローバル金融危機後最低値を記録した。

中国国家統計局は、第3四半期のGDPが昨年同期比6.5%伸びたと、19日明らかにした。これはグローバル金融危機を経験した2009年第1四半期の成長率(6.4%)以降最低値といえる。これにより、中国の四半期別GDP成長率は、昨年第1四半期に6.9%を記録して以来下落を続けている。今年第1四半期は6.8%、第2四半期は6.7%を記録した。

中国当局は、第1〜第3四半期の平均GDPの成長率は6.7%であり、今年の目標値は6.5%であるだけに、総合的に見たときに安定を維持していると評した。国家統計局は同日の声明で、「複雑で厳重な国際情勢の中でも、習近平同志を中心とする党中央の指導の下、国民経済は全体的に安定的に運営されている中で、経済構造も絶えず先進化している」と明らかにした。同日の記者懇談会でも国家統計局の毛盛勇スポークスマンは、来年の成長の見通しについても、「外部の不確実性は高まっているが、私たちは外部からの圧力にも十分対応できると見ている」と明らかにした。

ただ、中国のGDPが下落を続けているだけに、米中貿易戦争の余波が本格化する第4四半期(10〜12月)からは中国のGDP成長率は、より大きな打撃を受けかねないという見通しも出ている。

一方、劉鶴経済担当副首相は同日、人民日報などの国営メディアとのインタビューで、「現在、米国と接触している」とし、「中米貿易摩擦が市場に影響を与えたが、率直に言って、実際影響を与えることよりは、心理的影響のほうが大きい」と述べた。


權五赫 hyuk@donga.com