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KTの最下位脱却の立役者ローハス、来季のKBOリーグ残留に注目

KTの最下位脱却の立役者ローハス、来季のKBOリーグ残留に注目

Posted October. 16, 2018 09:46,   

Updated October. 16, 2018 09:46

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プロ野球の第10球団、KTにとって今年は意味のある1年だった。2015年にKBOリーグに参加して以来初めて最下位脱却に成功したからだ。13日、リーグ1位斗山(トゥサン)とのペナントレース最終戦を4-3の勝利で飾り9位が確定した瞬間、KT選手たちはようやく安堵の笑みを浮かべることができた。

この日、KTの外国人打者ロハスは本塁打2発で勝利の先鋒に立った。3-3で並んだ10回表に蚕室(チャムシル)球場の右フェンスを越える雷のような本塁打も放った。ロハスは「チームが勝利して最下位から脱却できて本当に嬉しい」と話した。

今季に最下位に低迷し、チームの雰囲気は暗かったがロハスの活躍だけはKTに活気を吹き込んだ。昨年の中頃に代替外国人選手としてKBOリーグ舞台を踏んだロハスが今季はさらに進化して姿で復帰しては打率.305、43本塁打(2位)、114打点(7位)、18盗塁(10位)と大活躍した。KTの打者では初めて「40本塁打・100打点」を記録し、144試合に皆勤した歴代5番目の外国人打者になった。5月29日にはチーム初のサイクルヒットも達成した。ロハスは「神様のご加護があったようだ。長打も増えたし満足している」と語った。

シーズン開幕を控えて筋肉質に変身したロハスの体も話題だった。シーズン前にチームに合流したロハスは8キロも筋肉を肥大化させた状態で復帰し、チーム関係者たちを驚かせた。ロハスは「筋肉の肥大化が目標だったというよりKBOリーグでより多くの長打を打つために冬に筋トレに力を入れ、食事療法をしながら筋肉を増やして体を大きくなったのだ」と笑顔で話した。

体も成績も「スーパーマン」になったロハスが来季もKBOリーグで継続して活躍するかは分からない。14日に米国へ出国したロハスは、「来年また会えることを願う」とのメッセージで「カムバック」の余地を残した。だがロハスは、「大リーガーが夢」という言葉を口癖のように言っていた。ロハスの父、メル・ロハス氏がメジャーリーグで通算126セーブを記録したクローザー出身で、おじのモイゼス・アルーはメジャーリーグで通算1942試合に出場し332本塁打を放った強打者だ。ロハスは、こうした系譜を引き継ぎたい気持ちが強い。KBOリーグで大活躍してからメジャーリーグに進出したNC出身のテイムズ(ミルウォーキー)もロハスには少なくないモチベーションになった。


金培中 wanted@donga.com