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「北朝鮮の完全破壊」と警告したトランプ氏、25日の国連演説で「ラブコール」を送るのか

「北朝鮮の完全破壊」と警告したトランプ氏、25日の国連演説で「ラブコール」を送るのか

Posted September. 22, 2018 08:26,   

Updated September. 22, 2018 08:26

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「ロケットマンは自分と政権に対する自殺任務を遂行中だ。米国と同盟を防衛するには北朝鮮を完全に破壊すること以外に選択はない」

1年前の昨年9月、トランプ米大統領が国連総会の基調演説で北朝鮮に対して放った超強硬警告の一部だ。トランプ氏は6回目の核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を相次いで強行した金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のことを「ロケットマン」と皮肉り、露骨に圧力をかけた。

しかし、今年の国連総会でのトランプ氏の北朝鮮に対するメッセージは変化が予想される。数回の書簡を通じて米国との対話再開の意思を明らかにした正恩氏に対して、融和的な非核化の説得と勧告を前面に出す可能性がある。これに先立ち、ツイッターやメディアとのインタビューを通じて何度も明らかにしたように、北朝鮮のミサイル発射と核実験の中止、米兵の遺骨返還などの成果についても言及するものと予想される。

米国のヘイリー国連大使は20日(現地時間)、「トランプ大統領は、米国がこの1年間で成し遂げた外交政策の成功と、ここから私たちがどこへ行くのかについて話すだろう」と述べた。

トランプ氏は、24日に麻薬問題を扱うある高官級会議で演説し、25日の国連総会の一般討議で193の加盟国の代表の前で基調演説をする。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の演説は26日、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相の演説は29日に予定されている。

トランプ氏が北朝鮮に向かって昨年とは一変して「ラブコール」を送る場合、北朝鮮の反応も変わる可能性がある。李外相は昨年の演説で、トランプ氏の警告に怒り、「精神異常者」、「うそつきの頭」などと呼んで非難した。


イ・ジョンウン記者 lightee@donga.com