ＡＰ通信は２７日、「核兵器に隠れた北朝鮮社会の別の断面は、『メイド・イン・ノースコリア』の消費品の急増」と伝えた。２０１３年から平壌（ピョンヤン）に駐在するＡＰ通信平壌（ピョンヤン）支局長のエリック・タルマジ氏は、「最近入手したカタログ『２０１８朝鮮の商品』で、北朝鮮の消費層の欲求を満たすほどの多様な新製品を見ることができる」と紹介した。しかし、「カタログに企業の電話番号もあるが、電話をかけて通じれば非常に運が良い」と話した。電話がつながらない企業が少なくなかったということだ。
北朝鮮の国際貿易振興委員会が、北朝鮮の新製品を広報するために発刊した２０７ページの「２０１８朝鮮の商品」には、ダチョウの革から液晶テレビ、「最高の性機能補助剤」というネオ‐バイアグラ（にせバイアグラ）、奇跡のがん治療新薬まで様々な種類の製品が含まれている。医薬品の場合、高麗（コリョ）時代まで遡る独自の技術で生産したと宣伝している。中国人観光客をターゲットにしたものだが、特に健康補助剤「血宮不老精（Royal Blood Fresh）」は、高麗航空の平壌の～北京路線で機内広告するほど有名だ。
スーパーマーケットに北朝鮮産オ・イル（５月１日メーデーの意味）コーラが陳列されている写真もあった。ある新製品のエネルギー飲料水には、「背が高くなるよう刺激を与える」というキャッチコピーがあった。
英国のベンチャー企業と合作で設立した北朝鮮のハナ電子は、液晶テレビ、ＤＶＤプレーヤー、カラオケの機械などを主に生産する。タブレットやノートブック、３Ｄテレビを宣伝する北朝鮮企業もある。一方、タルマジ氏は、「海外で生産された電子製品を北朝鮮で単純に組み立てたものなのか、北朝鮮ですべての工程がなされたものなのか、確かでない」と指摘した。
鄭美京 mickey@donga.com
About Dong-A Ilbo