Go to contents

観客に囲まれたバスケのリングで10分間の激戦、アジア大会・バスケ「3×3」とは

観客に囲まれたバスケのリングで10分間の激戦、アジア大会・バスケ「3×3」とは

Posted August. 15, 2018 09:41,   

Updated August. 15, 2018 09:41

한국어

アジア大会の3人制バスケットボール「3×3」代表に選ばれた「KBLウィンズ」の4選手、キム・ナグヒョン(23=電子ランド)、パク・インテ(23=LG)、アン・ヨンジュン(23=SK)、ヤン・ホンソク(21=KT)はプロリーグの各チームで主力としての活躍が期待されている期待株に挙げられる。ジャカルタ・パレンバン・アジア大会で初めて正式種目に採用された3×3は、5人制バスケットボールとはいろいろな面で異なる。選手たちは3×3を通じて、今後の選手生活に役立てる貴重な経験をしたと口を揃えた。

●監督は観客席に

「監督がコートの中にいないので、その場で判断しなければならない時が多いんです。所属チームでは経験したことのない状況ですね」(アン・ヨンジュン)

ハーフコートで行われる3×3では、監督は観客席で試合を見守る。選手交代や作戦タイムの要請を、選手たちが判断してしなければならない。チームで監督や先輩たちのリードに従っていた選手たちには異次元の経験だ。主将のアン・ヨンジュンは、選手交代が一番難しかったと話した。屋外で行われる3×3は、試合時間は10分と短いが、体力の消耗が激しい。1枚だけ与えられる交代カードを要領良く使うことで競技力を高めることができる。選手たちは、試合中に積極的にコミュニケーションを取りながら、互いの体調をチェックする。これは、選手自ら試合運びのノーハウを身につける機会になった。

●激しい守備

「プレスディフェンスを破る突破能力が重要になる時が多いんです。タフな守備にマークされながらケガをしないためには、積極的に攻撃しなければなりません」(キム・ナクギョン)

3×3は、守備が2人で少ないだけに攻め込める空間が多い。その代わり、ジャッジがファール宣言に寛大なので、激しい展開となる。攻撃時間は12秒で5×5の半分。徐々に得点チャンスを作っていくプレーよりは、瞬間的な突破攻撃が効果的な場合が多い。チョン・ハンシン代表監督は、「7、8のパターンプレーを用意しているが、結局は選手たちがコートでどのような判断をするかが重要だ」と言い、「激しい守備を突破してみる経験は、将来の選手生活にも大きくプレスになるだろう」と話した。

●炸裂する太陽に下で

「本当に暑さに弱い体質なので、すぐ疲れる感じです。だから、最大限に集中力を発揮して試合を早く終わらせようとしています」(パク・インテ)

試合中に頭に照り付ける太陽光の熱気は、屋内コートだけでプレーした選手たちには馴染まない。短期間の大会日程となっているため、1時間置きに2試合を立て続けにこなさなければならない時もある。まともの洗うこともできず、次の試合に出ることも珍しくない。チョン監督は、「ストレスに耐えるのも練習の一部」と話した。短期間で勝負が決まるため、集中力が勝敗を分ける。選手たちは極限の状況でも集中力を切らさない方法を学んでいる。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com