Go to contents

ケプカが全米プロゴルフ選手権優勝、1年間でメジャー戦2勝はウッズ以来の18年ぶり

ケプカが全米プロゴルフ選手権優勝、1年間でメジャー戦2勝はウッズ以来の18年ぶり

Posted August. 14, 2018 08:39,   

Updated August. 14, 2018 08:39

한국어

「人名事典でブルックス・ケプカ(28=米国、写真)を説明するためには『機会を逃さない強心臓』と記されるべきだ」

米男子ツアー(PGA)は、今年の全米プロゴルフ選手権で制し、PGAツアー通算4勝のうち3勝をメジャー戦で飾ったケプカを、こう表現した。とりわけメジャー戦に強いケプカは、今年の全米オープン2連覇の主役でもある。

ケプカは13日、米国セントルイスのベルリーブCC(パー70)で行われた全米プロゴルフ選手権で通算16アンダーで優勝した。優勝賞金198万ドル(約22億4500万ウォン)の主役になったケプカは、試合終了後に俳優兼モデルの恋人ジェネ・シムズと熱いキスをして注目を集めた。

今回の優勝で、ケプカは2000年のタイガー・ウッズ(米)以来、18年ぶりに1年間で全米オープンと全米プロ選手権を同時に制した選手になった。1年間でメジャー戦を2度も優勝したのは2015年のジョーダン・スピース(米)以来3年ぶりのこと。ケプカは「28歳でメジャー3勝は、言葉にならないくらい物凄い喜びだ」と話した。

ケプカはメジャーリーグで活躍する曽祖父の影響で子供のころから野球選手として活躍した。だが、小柄でホームランが打てなかったケプカは、その後野球を辞めてゴルフに転じ、300ヤード以上を飛ばす飛ばし屋になった。しいかし「メジャー戦のキング」になるまでは、世界を放浪するゴルファー生活を余儀なくされた。米国フロリダ―州出身のケプカは欧州でプロとしてのキャリアを積んだ。2012年から欧州2部ツアーで活躍したケプカは、カザフスタン、ケニア、インドで開催されるマイナー大会に参加しながら実力を磨いてきた。日本大会で優勝した経験もある。

今こそ「強心臓ゴルファー」と呼ばれるが、大学時代は憤怒調節障害に悩まされ、スポーツ心理相談などを受けて克服した。ケプカは、「辛抱」をメジャー優勝の秘訣として挙げた。彼は「メジャー戦以外の大会でもうまくやりたい」としなががらも「メジャー戦ではより集中して辛抱しようと努力している」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com