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高官会談の北朝鮮側団長、「誤報が出ないよう公開会談を」と韓国メディアを迂回批判

高官会談の北朝鮮側団長、「誤報が出ないよう公開会談を」と韓国メディアを迂回批判

Posted August. 14, 2018 08:36,   

Updated August. 14, 2018 08:36

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13日に板門店(パンムンジョム)で開かれた高官会談の北朝鮮側団長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員長が、韓国メディアに対してメッセージを出し、その背景をめぐって様々な観測が流れている。

李氏は同日、冒頭発言で突然公開会談を要求した。そして、「皆が見ているところで一問一答、見解討論をすれば、記者が聞いて誤った推定はできないだろう」とし、「南側メディアについて、『故意でそうするだろうか。会談の状況が分からないので推測して誤るのではないか』、と考えてみた」と述べた。公開会談を要求するふりをして、韓国側メディアの報道に不満を表わしたのだ。韓国側代表の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官が、「私は恥ずかしがり屋で」と暗に公開会談の拒否の意思を明らかにすると、李氏は「朝鮮側の記者だけでも置いては」と再度提案した。

李氏は会談終了後、再び記者団と会った。李氏は、「9月内」と発表した首脳会談の日程を具体的に問う韓国側記者に、「記者の先生方を焦らそうと、日時の話はしなかった。(しかし)日時は決まっている。記者たちが関心を持ってこそ取材が面白くなる」と話した。

趙氏は会談後の記者会見で、「(首脳会談の)具体的な日時は協議しなければならない」と述べた。ある対北朝鮮消息筋は、「過去の会談でたびたび青筋をたててきた李氏が、今回は笑いながら不満を表した」と話した。


黃仁贊 hic@donga.com