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文大統領の第一印象は…文喜相国会議長が本紙と会見

文大統領の第一印象は…文喜相国会議長が本紙と会見

Posted July. 20, 2018 09:28,   

Updated July. 20, 2018 09:28

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「釜山(プサン)地域で活動した人権弁護士という話を聞いて会ってみたら、顔は鹿のようで目は優しく見えた。彼が出て行った後、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に『あの人を民情首席秘書官にして司法改革、検察改革がしっかりできるのか。大変なことになる』と反対した」

文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は19日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、盧武鉉政権発足当時、大統領府秘書室の陣容に会った際の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の第一印象をこのように振り返った。文議長は、「民情首席は三国志の趙子龍のように快刀乱麻を断つがごとく問題にメスを入れなければならないポストだ。ところが会ってみると『ああ、だめだ』と思った」と話した。文議長は当時、初代大統領秘書室長に内定していた。盧氏は文議長に、「私はあの人より7歳年上だが、一度も敬語を使わなかったことがない。見ておけ。絶対がっかりしないだろう」と説得し、文在寅氏を民情首席秘書官に起用した。

文議長は、「その時、盧氏は文在寅氏の長所を2つ挙げた。一つは極端でなくて事柄と情況を的確に見るバランス感覚を備えたこと。もう一つは未来を見通す洞察力があるということだった。振り返ってみるとその通りだ」と話した。

文議長は、自身が体験した歴代大統領のリーダーシップを「頭脳型」、「心型」 「度胸型」に分類した。文議長は「金大中(キム・デジュン)元大統領は頭が良く、100の質問に100の回答をした。言葉が文になる頭脳型リーダー」と評価した。また「金泳三(キム・ヨンサム)元大統領は度胸があり、電光石火のように改革をした」と強調した。

一方、盧氏と文在寅氏は共感能力を備えた心型リーダーに挙げた。文議長は、「2人はいずれも共感能力が優れたが、盧氏が激情的で怒るスタイルなら、文在寅氏は苦しむ人を温かく抱擁し、励ます能力が格別という違いがある」と説明した。そして、「文在寅リーダーシップは、金大中、盧武鉉改革を仕上げる今の時期に最適」とし、「歴史には金大中、盧武鉉氏より文在寅氏が長く残るだろう。それが運だが、もしかしたら『統一の礎石を据えた大統領』と記憶されるかも知れない」と期待した。


張源宰 peacechaos@donga.com