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大麻成分の医薬品、希少・難病患者に限って輸入・使用が可能に

大麻成分の医薬品、希少・難病患者に限って輸入・使用が可能に

Posted July. 19, 2018 08:14,   

Updated July. 19, 2018 08:14

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韓国国内でも麻薬類である大麻成分でできた医薬品の一部を使用できるようになった。食品医薬品安全処は18日、海外で使用が許可された大麻成分医薬品の輸入を推進すると発表した。

レノックス・ガストー症候群などの小児てんかんを患っている患者の症状緩和に役立つエピディオレックス(Epidiolex)は最近、米国で使用許可を受けた。多発性硬化症患者の痙攣を低減させるサティベックス(Sativex)も,英国とフランスなどで販売している大麻成分の医薬品だ。しかし、これまで韓国国内では大麻成分の輸出入が全面禁止されており、関連疾患を患う患者はそのような薬の使用は禁じられていた。

食薬処は、大麻成分の医薬品以外では適当な代替手段がなく治療が困難な希少・難病患者のための法改正を進めている。法改正が行われれば、患者は大麻成分の医薬品が必要だという医師の診療所見書を受けて、食薬処に提出する。食薬処は、患者の診療記録などを検討して承認書を発行する。患者がその承認書を韓国希少必須医薬品センターに提出すれば、センターが海外から許可された大麻成分の医薬品を輸入して、患者に供給する方式だ。

ただ大麻成分の医薬品のうち、海外で医薬品として承認を受けていないものは、今後も輸入や使用が禁じられる。


金喆仲 tnf@donga.com