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LG電子、欧州スマートフォン製造会社にLTE特許侵害訴訟

LG電子、欧州スマートフォン製造会社にLTE特許侵害訴訟

Posted July. 12, 2018 09:00,   

Updated July. 12, 2018 09:00

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LG電子は11日、欧州のスマートフォン・メーカーの「WIKO」を相手にドイツのマンハイム地方裁判所に特許侵害訴訟を提起したことを明らかにした。LG電子側は自社のロングタームエボリューション(LTE)の標準必須特許3件をWIKOが侵害していると判断した。WIKOは昨年、欧州市場でスマートフォンを1千万台以上売り上げたメーカーだ。スマートフォンと関連しLG電子が特許訴訟を提起したのは、昨年3月、米国スマホメーカーBLU事案に続き2件目。

この度のLG電子が提訴した標準必須特許は基地局からの信号が弱い陰影地域でも端末に通信が途絶えないようにするコア技術などの3件だ。標準必須特許とは当該特許を侵害することなしに性能の実現が不可能な技術の総称だ

LG電子はWIKOに対して2015年、最初の警告状を出しており、複数回の特許ライセンス交渉を要求したがWIKOは応じなかった。LG電子の全生圭(ジョン・センギュー)特許センター長(副社長)は「自社保有の特許について、正当な代価なしに無断使用されることには今後も断固たる対応を取っていく」と語った。

LG電子はLTE標準必須特許を世界で最も多く保有している。米国特許分析機関のデックアイピーエム(TechIPM)が米特許庁に出願されたLTEとLTE―A標準必須特許を分析した結果によると、2012~2016年の5年間、LG電子はLTE関連特許件数で連続世界最多を記録している。企業の標準必須特許出願には世界最大市場の米国が必ず含まれるため、米特許庁での1位は事実上世界1位と等しい。


金哉希 jetti@donga.com