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トランプ氏、「北朝鮮の全面的非核化はすでに始まった」

トランプ氏、「北朝鮮の全面的非核化はすでに始まった」

Posted June. 23, 2018 08:45,   

Updated June. 23, 2018 08:45

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トランプ米大統領が、「北朝鮮の『全面的な(total)非核化』がすでに始まった」とし、「私たちは非常に早く動いており、最後に話してから途方もない進展があった」と主張した。

トランプ氏は21日(現地時間)、ホワイトハウスで開かれた閣議でこのように明らかにし、「北朝鮮は核問題を終わらせることを望み、私たちも終わらせることを望む」と述べた。トランプ氏は「北朝鮮は弾道ミサイルを含めミサイル発射を中止した。彼らはエンジン実験場を破壊している。すでに大型実験場の一つを爆破させた。それは大型実験場のうちの4つだった」と述べた。この実験場が具体的にどこなのかは明らかにしなかった。

しかし、北朝鮮の核とミサイル実験場の最新情報に詳しい米高官はロイター通信に、「(米朝首脳会談が開かれた)6月12日以降、実験場を解体する新たな動きの証拠はない」と話した。北朝鮮専門サイト「38ノース」も、「6月12日以降、衛星写真を分析した結果、北朝鮮の代表的なミサイル発射場である西海(ソヘ・黄海)衛星発射場で解体の動きは現在まで見られない。北朝鮮内のミサイル関連施設8ヵ所で解体の動きは確認されていない」と明らかにした。

CNNは同日、トランプ氏の発言の中で「全面的な非核化」という表現をめぐって、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との合意の性格を誤って伝えた」と指摘した。米朝首脳会談の共同声明に含まれたのは「完全な(complete)非核化」というのだ。しかし、トランプ氏は米朝首脳会談以前にも「全面的な非核化」という表現を数回使ったことがある。

トランプ氏は同日、「私たちがしたことによってアジア全域が米国と愛に落ちた」と述べ、注目された。そして、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と中国の習近平国家主席の協力に感謝の意を表した。またトランプ氏は、「(ポンペオ国務長官は)どこにいるのか」という冗談で会議出席者の視線を引き付け、自分の右隣に座っていたポンペオ国務長官の肩を軽くたたいて、「ここにいた。北朝鮮に行ったかと思った」と言い、米朝会談の後続協議のためにポンペオ氏の訪朝が迫っていることを示唆した。


朴湧 parky@donga.com · 周成河 zsh75@donga.com