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韓米軍事演習中止、東倉里の廃棄を見極めてから決定

韓米軍事演習中止、東倉里の廃棄を見極めてから決定

Posted June. 18, 2018 07:42,   

Updated June. 18, 2018 07:42

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韓国と米国は17日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が約束した東倉里(トンチャンリ)大陸間弾道ミサイル(ICBM)エンジン実験場の廃棄を確認した後、8月に予定された乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)演習など主要な合同軍事演習の中止を最終確定する方向でまとまったことを明らかになった。

外交筋は、「韓米合同軍事演習の中止は『善意の対話の進行』がその前提条件」とし、「北朝鮮が約束したミサイル実験場の廃棄と後続の米朝高官級会談などが合同軍事演習の中止に対する韓米間の最終決定に影響を与えるだろう」と明らかにした。

韓米軍事当局は早ければ今週、合同軍事演習中止の有無を決めて発表するという。北朝鮮はこれまで、空母など米軍の戦略資産が大挙参加するUFG演習やキーリゾルブ(KR)演習、トクスリ(FE)演習などを「核戦争挑発策動」と規定し、強く反発してきた。ただ、韓米軍事当局は大規模な合同軍事演習を中止しても、北朝鮮が今後、非核化措置を積極的に履行しなければ演習を再開できるようにする方針だ。特に、トランプ米大統領が米本土を直接攻撃できる北朝鮮のICBMの廃棄を強調しているため、平安北道鉄山郡東倉里(ピョンアンプクト・チョルサングン・トンチャンリ)の西海(ソヘ・黄海)衛星発射場の閉鎖の有無が合同軍事演習中止を決定する核心要素になるとみえる。政府関係者は、「合同軍事演習の中止の対象と程度は全面的にトランプ氏の意思によって決定されるだろう」と強調した。

一方、トランプ氏が17日(現地時間)、正恩氏と初の米朝首脳電話会談を行うと明らかにした中、今週から北朝鮮の核施設の申告など具体的な非核化措置の議論が本格化するものとみえる。


ムン・ビョンギ記者 ソン・ヒョジュ記者 weappon@donga.com · hjson@donga.com